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JIS K8501:1992 pdfダウンロード

JIS 10-09
JIS K8501:1992 pdfダウンロード

JIS K8501:1992 pdfダウンロード。二亜硫酸ナトリウム(試薬) Sodium disulfite(Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いる二亜硫酸ナトリウムについて規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8012 亜鉛(試薬)
JIS K 8044 三酸化二ひ素(試薬)
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8136 塩化すず(II)二水和物(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8374 酢酸鉛(II)三水和物(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8580 すず(試薬)
3 種類 種類は,一級とする。
4 性質
4.1 性状 二亜硫酸ナトリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けやすく,エタノールにほとんど溶けない。水溶液は酸性である。空気中で徐々に酸化されて硫酸ナトリウムになる。
4.2 定性方法 定性方法は,次による。
a) 試料0.5 gに水10 mlを加えて溶かした液に,0.05 mol/lよう素溶液1滴を加えるとよう素の色は消える。この溶液に塩化バリウム溶液(100 g/l)1 mlを加えると白い沈殿が生じる。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線を先端から約30 mmまで塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120 mm,内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に,内炎の最上部から約10 mmの位置に水平に入れた後,放冷する。この操作を炎に色が現れなくなるまで繰り返す。白金線の先端約5 mmを水で浸し,少量の試料を付着させたものをガスバーナーの無色炎中に入れると黄色が現れる。
5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度(Na2S2O5) 純度(Na2S2O5)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。 1) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸の体積2と水の体積1とを混合する。
2) 水酸化ナトリウム溶液(300 g/l)
JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウム30.9 gを水に溶かして100 mlにする(必要な場合に用いる。)。ポリエチレン製瓶などに保存する。
3) でんぷん溶液 JIS K 8659に規定するでんぷん(溶性)1.0 gに水 10 mlを加えてかき混ぜながら熱水200 ml中に入れて溶かす。これを約1分間煮沸した後に冷却する。冷所に保存し,10日以内に使用する。
4) ピロガロール・水酸化ナトリウム溶液 JIS K 8780に規定するピロガロール10 gを水酸化ナトリウム溶液(300 g/l)80 mlに溶かし,更に水酸化ナトリウム溶液(300 g/l)を加えて全量を100 mlにする(必要な場合に用いる。)。この溶液は使用時に調製する。
5) 溶存酸素を除いた水 次の5.1)〜5.5)のいずれか,又はそれらの二つ以上を組み合わせたものを用 い,使用時に調製する。
5.1) 水をフラスコに入れ,加熱し,沸騰が始まってから5分間以上その状態を保つ。加熱を止め,フラスコの口を時計皿で軽く蓋をして少し放置して沸騰が止まった後に,ガス洗浄瓶にピロガロール・水酸化ナトリウム溶液を入れたものを連結するなどして空気中の酸素を遮り,冷却したもの。
5.2) 水をフラスコに入れ,水の中にJIS K 1107に規定する窒素を15分間以上通じたもの。
5.3) 水から酸素分離膜をもつガス分離管を用いて溶存酸素を除いたもの。
5.4) 水を超音波振動装置で十分に脱気を行ったもの。 5.5) 新鮮な18 MΩ・cm以上の抵抗率のある脱イオン化された水を,窒素を通じた三角フラスコに泡立てないように採取したもの。
注記 脱イオン化された水を用いる場合,脱イオン装置によっては酸素を含む場合があるので,溶存酸素が除かれていることを確認する。 6) 硫酸(1+1) 水の体積1を冷却してかき混ぜながら,JIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々に加える。

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