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JIS K8642:1992 pdfダウンロード

JIS 10-08
JIS K8642:1992 pdfダウンロード

JIS K8642:1992 pdfダウンロード。チモールフタレイン(試薬) Thymolphthalein (Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いるチモールフタレイン1) について規定する。
注1) 化学名:3,3-ビス(4-ヒドロキシ-5-イソプロピル-2-メチルフェニル)-1(3H)-イソベンゾフラノン 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8101 エタノール(99.5)(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬)
JIS K 8622 炭酸水素ナトリウム(試薬)
JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬)
JIS K 8863 ほう酸(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS Z 8802 pH測定方法 3 種類 種類は,特級とする。
4 性質
4.1 性状 チモールフタレインは,白からうすい黄色の結晶性粉末で,エタノールにやや溶けやすく,水にほとんど溶けない。うすい水酸化ナトリウム溶液に溶ける。
4.2 定性方法 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 375 cm−1,2 962 cm−1,1 737 cm−1,1 409 cm−1,1 270 cm−1,1 049 cm−1,863 cm−1,746 cm−1,718 cm−1及び611 cm−1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製はJIS K 0117の5.3(粉体)のa)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 エタノール溶状 エタノール溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(体積分率50 %) JIS K 8101に規定するエタノール(99.5)50 mlに水を加えて100 mlにする。
2) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60〜61 %)の体積1と水の体積2とを混合する。
3) 硝酸銀溶液(20 g/l) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gを水に溶かして100 mlにする。褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液
4.1) 塩化物標準液(Cl:1 mg/ml) 次のいずれかのものを用いる。
4.1.1) 計量標準供給制度[JCSS2)]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する。
4.1.2) JCSS以外の認証標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,JCSS以外の認証標準液がない場合は,市販の標準液を用いる。

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