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JIS S1023:1995 pdfダウンロード

JIS 10-07
JIS S1023:1995 pdfダウンロード

JIS S1023:1995 pdfダウンロード。家具−いす及びスツール− 強度と耐久性の試験方法 Furniture−Chairs and stools− Determination of strength and durability
1. 適用範囲
この規格は,あらゆる種類のいす及びスツールの強度及び耐久性を評価するための試験方法について規定する。特殊ないす及び特定分野で使用するいすについては,ここに規定する以外の試験を追加しなければならないこともある。それらの試験方法については,将来の規格で規定することになる。
備考 この規格では,プーフ(円形のクッションのようなスツール)はスツールとみなす。 この規格は,経時変化及び劣化の評価については規定しない。また,ここに規定する試験は,詰物,いす張り材料のクッション材の耐久性を評価するためのものではない。 この規格は,リクライニングチェア又は可傾いすを傾斜させた状態の試験については規定しない。
ここに規定する試験は,完全に組み立てられ,使用可能な状態にあるいす及びスツールについて実施するように計画されている。 試験で用いる力及び寸法は,成人用のいす及びスツールに適用するものである。
ここに規定する試験は,通常起こり得る誤用を含む標準的な使用を想定し,それらの状況に相当する荷重又は力を,試験対象部位の様々な部分に加えるものである。
これらの試験は,材料,設計,構造又は製造工程には関係なく,特性を評価できるように計画されている。
試験結果は,試験された製品についてだけ有効とする。試験結果を他の類似製品にも適用することを目的とする場合には,試験体は類似製品を代表するものが望ましい。
製品の設計がこの規格で規定する試験手順に適していない場合でも,試験は可能な範囲でこの規格の規定どおりに実施することが望ましいが,この規格と異なる手順で試験を行った場合には,その内容を試験報告書にまとめて記述しなければならない。
この規格の試験は,試験対象部位が意図された環境において満足のいく使用ができるものであるかどうかを実証するものであって,常習的に誤用,一般的な使用期間を超えた長期にわたって使用,又は体重が100kgを超える人が頻繁に使用することによって構造上の故障が生じないことを保証するものではない。
2. 引用規格 ISO 48 Vulcanized rubbers−Determination of hardness (Hardness between 30 and 85 IRHD) ISO 554 Standard atmospheres for conditioning and/or testing−Specifications ISO 2439 Polymeric materials, cellular flexible−Determination of hardness (indentation technique)
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 強度試験(7.1〜7.4及び7.7〜7.13を参照。)
3.1.1 静的試験 いす及びスツールが,通常加わり得る最大の力のもとで,いす及びスツールとしての機能を発揮できる十分な強度を備えていることを確認するために,重負荷を数回加える試験。
3.1.2 衝撃試験 ときどき加わる急激な力のもとで,いす及びスツールの強度を評価する試験。
3.2 耐久性試験 長期間にわたる使用中に反復的に起こるすべての部位の動きを模擬的に作り,その状況のもとでのいす及びスツールの強度を評価する試験(7.5及び7.6を参照)。
4. 試験方法 試験方法は,次の二とおりとする。
4.1 強度及び耐久性の性能を求めるために,破損が生じるまで種々の試験値を順に変化させて行う試験方法
4.2 一定の要求性能に適合することを確認するために,要求性能に応じた試験値で行う試験方法 備考 試験の要約を,表に示す。
5. 一般試験条件
5.1 準備 いずれの試験においても試験体は,製造してから必要十分な期間を経て,本来の製品としての性能に達したものでなければならない。木材を接着している場合は,製造から試験までの間に,通常の室内条件のもとで少なくとも4週間は経過していなければならない。
また,既存の欠陥は試験前に記録するが,その内容については,8.を参照する。
状態調節のために標準環境を用いる場合には,ISO 554に従い,温度23±2℃,相対湿度(50±5)%でなければならない。 いす及びスツールは,引き渡された状態のままで試験を行う。組立て式のものは,説明書に従って組み立てた状態で試験を行う。いす及びスツールを何とおりかに組み立て又は組み合わせることが可能な場合には,その最も不利な状態で各試験を行う。組立用結合金具は,試験前にすべて締め付けておかなければならない。
5.2 力の加え方 強度試験においては,試験体に動的な荷重を発生させないように,力を十分にゆっくりと加えなければならない。耐久性試験においては,試験による発熱が起こらないように,力を十分にゆっくりと加えなければならない。試験は,毎分最高6サイクルの速さで実施することが望ましい。

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