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JIS S3033:1997 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS S3033:1997 pdfダウンロード

JIS S3033:1997 pdfダウンロード。自然通気形開放式石油ストーブの 窒素酸化物排出量の測定方法 Measurement method of NOx emission rate for open type natural ventilating oil burning space heaters
1. 適用範囲
この規格は,燃料消費量(1)が600g/h以下の自然通気形開放式石油ストーブ(以下,ストーブという。)から排出される窒素酸化物排出量の測定方法について規定する。 注(1) 燃料消費量とは,正常燃焼状態にしたとき,燃焼する燃料の最大量を1時間当たりで表示したものをいう。 なお,1個の燃焼筒又は火口で燃焼する燃料の量とする。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS G 3459 配管用ステンレス鋼管
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS K 2203 灯油
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 測定方法
3.1 測定条件
3.1.1 試験室
a) 試験室内の温度 試験室内の温度は,20±10℃とする。
b) 試験室内の湿度 試験室内の湿度は,JIS Z 8703の表2に規定する[標準湿度状態20級: (65±20) %]とする。
c) 試験室内の雰囲気 試験室内の雰囲気は,試験開始前及び試験中の試験室内の空気に含まれる二酸化炭素濃度は0.2%以下,一酸化炭素濃度は0.002%以下,窒素酸化物の濃度は0.6ppm以下,二酸化窒素濃度は0.06ppm以下であること。この場合,燃焼に影響するような空気の流れがないこと。
3.1.2 試験用燃料 試験用燃料は,JIS K 2203の規定に適合する1号灯油又は製造業者の指定する燃料とする。
3.1.3 排ガス採取フード及び排ガス採取管 排気筒内の燃焼排ガスを採取する排ガス採取フード及び排ガス採取管は,燃焼排ガスの成分に影響を与えず,また,高温の燃焼排ガスに侵されにくい材質を用いるものとし,原則として次のとおりとする。
a) 排ガス採取フード 排ガス採取フードは,JIS G 4305に規定するSUS304を用い,原則として図1に示すものを用いる。ただし,図2に示すものを使用してもよい。
b) 排ガス採取管 排ガス採取フードに使用する排ガス採取管は,次に示すものを用いる。
1) 図1に示す排ガス採取フードを使用する場合の排ガス採取管は,図3に示すものを用いる。
3.1.4 試験用の計測器等 試験用の計測器等は,原則として付表1に示すもの又はこれらと同等以上のものとする。
3.2 燃焼排ガス中の窒素酸化物排出量の測定方法 燃焼排ガス中の窒素酸化物排出量の測定方法は,次のとおりとする。
a) ストーブの油タンク内に試験用燃料を油タンク容量まで入れた後,試験室に設置し,試験開始前及び試験中の試験室内の二酸化窒素,窒素酸化物,二酸化炭素及び一酸化炭素の濃度を測定する。
b) ストーブは,取扱説明書などに示す正常な最大燃焼状態で試験を行う。この場合,ストーブはあらかじめ最大燃焼状態で30分間以上燃焼させた後,次に示す方法で燃焼排ガス中の二酸化窒素,窒素酸化物及び二酸化炭素の濃度を測定する。
1) 放射形のストーブの場合 放射形のストーブは,図4又は図5に示すように排ガス採取フードの下端がストーブの上端に合うように置き,ストーブの上方で燃焼排ガスを捕集し,排ガス採取フードに設けた排ガス採取管を用いて燃焼排ガス中の二酸化窒素,窒素酸化物及び二酸化炭素の濃度を測定する。ただし,天板の構造などによって燃焼排ガスが十分に捕集できない場合は,十分捕集できる位置に排ガス採取フードをずらして燃焼排ガスを捕集する。

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