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JIS W0203:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS W0203:1995 pdfダウンロード

JIS W0203:1995 pdfダウンロード。航空宇宙−一般大気モデルReference atmospheres for aerospace use
1.適用範囲
この規格は,地表(地球表面)から高度 80km までの大気の特性の季節,緯度,経度及び日々による変化についてのモデルを示す。
2.基本事項
大気の特性の(緯度及び季節による)体系的変化を次の“一般大気モデル (referenceatmospheres)”からなる一群のモデルによって高度 80km まで示してある。
この一群の一般大気モデルを作成するために用いた幾つかの特別な考え方を,次に示す。
a)緯度 15°のモデル以外の一般大気モデルは,北半球だけに当てはまるものと考える。ただし,これは,南半球中緯度の状況に非常に近いものでもある。
b)モデルは,高度−温度分布線図 (temperature-altitude profiles) によって定義するが,その図の垂直温度こう配は,多数に区切った層のそれぞれの中で,ジオポテンシャル高度に関して一定である。
c)空気は,水蒸気及びダストを含まない完全ガスであると仮定する。
d)乾燥空気のモル質量 M=28.964 420kg・kmol−1は,高度 80km まで一定であると仮定する。乾燥空気の比気体定数 R は,287.052 87J・K−1・kg−1とする(表 1)。
e)モデルは,熱帯の貿易風逆転層,並びに寒帯及び亜寒帯の冬期の接地逆転のような特性を含む。
参考
原国際規格では,重力加速度を g で表しているが,この規格では g で表す[JIS Z 8202(量記号,単位記号及び化学記号)参照]。
2.1基本法則 大気の特性の計算に用いた様々な熱力学及び物理学量を表す値は,次の二点を除いて,JIS W 0201(標準大気)に使われているものと同じである。一つは,各大気に関する地表上の条件は,該当する季節及び緯度における海面上の気温,気圧及び密度の値に基づいているという点,もう一つは,緯度 45゜以外では海面上の自由落下加速度の値は,重力は緯度ϕに伴って変化するとしているランバートの式 [7.(1)] から得られている点である。g0ϕ=9.806 16 (1−0.002 637 3cos2ϕ+0.000 005 9cos22ϕ) (m・s−2)地表上の気温及び気圧に加えて,この関係から得られる数値を表 2 に示す。北緯 45゜の g0ϕ及びγϕの値は,JIS W 0201 に用いているものである。
参考1. JIS W 0201は,原国際規格に記載されている ISO 2533 (standard Atomosphere) と一致している。
2.JIS W 0201では g0ϕは g0で示されている。また,北緯 45°の g0ϕの値は gnの値として,γϕの値はγの値として示されている。
2.2流体静力学の式及び完全ガスの法則 大気は,地球に対して静止していて,重力の影響を受ける。静止平衡状態にある空気は,流体静力学の式によって規定される。この式は,気圧p,密度ρ,自由落下加速度 g 及び幾何学的高度 h を次のように関係づける。−dρ=ρgdh (1)
完全ガスの法則により,気圧は,密度及び気温と,次のように関係づけられる

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