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JIS X4301:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS X4301:1995 pdfダウンロード

JIS X4301:1995 pdfダウンロード。連続階調静止画像のディジタル圧縮 及び符号処理 第1部 要件及び指針 Digital compression and coding of continuous-tone still images : Requirement and guidelines
1. 適用範囲
この規格は,連続階調,単色又はカラーのディジタル静止画データに適用する。この規格は,圧縮画像データを必要とする多様な応用に適用できるが,2値画像データには適用できない。 この規格は,次の事項を規定する。
(1) 原画像データから圧縮画像データへの変換処理
(2) 圧縮画像データから再生画像データへの変換処理
(3) これらの処理を実装する際の指針
(4) 圧縮画像データの符号化表現
参考 この規格は,完全な符号化画像表現を規定するものではない。符号化画像表現にはアスペクト比,色空間指定などの引数も含める必要があるが,これらは,応用に依存する。
2. 引用規格
ISO 5807 : 1985 Information processing−Documentation symbols and conventions for data, program and system flow-charts, program network charts and system resources charts 備考 JIS X 0121(情報処理用流れ図・プログラム網図・システム資源図記号)−1986が,この規格と一致している。 参考 この規格では,流れ図をJIS X 0121の規約に従って描く。ただし,左から右又は上から下への流れに対して,規約では矢印を必要としないが,より明確にするために矢印を付けることがある。
3. 用語・略語・記号
3.1 用語の定義及び略語 この規格で用いる主な用語及び略語の定義は,次のとおりとする。
3.1.1 簡易様式 (abbreviated format) 復号時に必要な表の一部若しくはすべてを含まない圧縮画像データ表現,又はフレームヘッダ,走査ヘッダ及びエントロピー符号化された部分列を含まない表指定データの表現。
3.1.2 交流係数 (AC coefficient) 最低1次元において,周波数がゼロでないDCT係数。
3.1.3 (適応)(2値)算術復号 [(adaptive) (binary) arithmetic decoding] 算術符号器によって生成されるビットの連続からシンボルの連続を復元するエントロピー復号処理。
3.1.4 (適応)(2値)算術符号化 (adaptive) (binary) arithmetic encoding] その時点までに符号化されたシンボルの連続に対する確率の再帰的な部分分割を用いて,符号化を行うエントロピー符号化処理。
3.1.5 応用環境 (application enviroment) その特定の応用のために設定されたデータの表現,転送及び格納の形式 の規定。
3.1.6 算術復号器 (arithmetic decoder) 算術復号処理を実際に行うもの。
3.1.7 算術符号器 (arithmetic encoder) 算術符号化処理を実際に行うもの。
3.1.8 基本処理(順次) [baseline (sequential)] この規格で規定している特定の順次DCT利用型の符号化処理及び復号処理。これは,すべてのDCT利用型の復号処理で必要となる。
3.1.9 2値判定 (binary decision) 二者択一の選択。 3.1.10 ビット系列 (bit stream) エントロピー符号化された部分列を含むビットの列であって,部分的に符号化又は復号されたもの。
3.1.11 ブロック (block) 8×8の標本の配列又は一つの成分のDCT係数値の8×8の配列。
3.1.12 ブロック行 (block-row) 8×8ブロックに区切られる,八つの連続する成分行の連続。
3.1.13 バイト (byte) 8ビットの一塊。オクテット。
3.1.14 バイト挿入 (byte stuffing) ハフマン符号器又は算術符号器において,エントロピー符号化された部分列に16進で0×FFバイトが発生したとき,その直後にゼロを示すバイトを挿入する処理。
3.1.15 けた上げビット (carry bit) 算術符号器のレジスタ内のビットであって,符号レジスタのけた上げあふれが出力バイト用の8ビットを超えてあふれた場合に1となるもの。
3.1.16 天井関数 (ceiling function) 実数値に対して,その値以上の最小の整数を設定することで,その最大の整数部分を取り出す数学処理。
3.1.17 (符号処理の)種別 [class (of coding process)] 非可逆及び可逆の一群の符号処理。
3.1.18 符号レジスタ (code register) 部分的に完結したエントロピー符号化された部分列の最下位ビットを保持する算術符号器レジスタ,又は部分的に復号されたエントロピー符号部分列の最上位ビットを保持する算術復号器レジスタ。
3.1.19 符号処理器 (coder) 符号処理を実際に行うもの。
3.1.20 符号処理 (coding) 符号化及び復号。
3.1.21 符号処理モデル (coding model) 入力データを符号処理してシンボルに変換する処理手順。
3.1.22 (符号)処理 [ (coding) process] 符号化,復号又はその両者を指す一般的な用語。
3.1.23 カラー画像 (colour image) 複数の成分をもつ連続階調画像。
3.1.24 列 (columns) 一つの成分における行に並んだ標本。
3.1.25 成分 (component) 画像を構成する2次元配列の一つ。
3.1.26 圧縮データ (compressed data) 圧縮画像データ,表指定データ又はその両者。
3.1.27 圧縮画像データ (compressed image data) この規格に従った,画像の符号化表現。

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