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JIS A1123:1997 pdfダウンロード

JIS 10-01
JIS A1123:1997 pdfダウンロード

JIS A1123:1997 pdfダウンロード。コンクリートのブリーディング試験方法 Method of test for bleeding of concrete
1 適用範囲
この規格は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下のコンクリートのブリーディング試験方法について規定する。 なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書Aに記載する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1116 フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量方法)
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
JIS A 1156 フレッシュコンクリートの温度測定方法
3 試験用器具
試験用器具は,次による。
a) 容器は,内面を機械仕上げした金属製の円筒状のものとし,水密で十分強固なものとする。容器の寸法は,内径250 mm,内高285 mmとする。取扱いに便利なため,とっ(把)手を付けておくのがよい。
b) はかりは,目量10 gのものとする。
c) メスシリンダーは,10 mL,50 mL又は100 mLのものとする。ブリーディングによってコンクリート上面に浸み出した水を吸い取るには,ピペット又はスポイトを用いる1)。 注1) ブリーディングの多少によって適切なものを選んで使う。
d) 突き棒は,その先端を半球状とした直径16 mm,長さ500〜600 mmの金属製丸棒とする。
4 試料 試料はJIS A 1138によって作り,2回分の試料を採取する。コンクリートの温度は,JIS A 1156に従って測定し,20±2 ℃とする。
5 試験方法 試験方法は,次による。
a) 試験中は,室温20±3 ℃とする。
b) コンクリートは,JIS A 1116の5.1(突き棒で締め固める場合)によって打ち込み,コンクリートの表面が容器のふちから30±3 mm低くなるようにならす。コンクリートの表面は,最小の作業で平滑な面となるように,こてでならす2)。
注2) このとき,こてでならしすぎると水が浸み出してきて,試験結果のばらつきが大きくなる。
c) 試料の表面をこてでならした直後,時刻を記録する。次に,試料と容器を振動しないような水平な台又は床の上に置き,適切な蓋をする3)。試験中,水を吸い取るときを除き,常に蓋をしておく。
注3) 蓋は,容器の直径より少し大きめで,かつ,容器の上縁に隙間のないものとする。
d) 記録した最初の時刻から60分の間,10分ごとに,コンクリート上面に浸み出した水を吸い取る。その後は,ブリーディングが認められなくなるまで,30分ごとに水を吸い取る。水を吸い取るのを容易にするため,その2分前に厚さ約5 cmのブロックを容器の底部片側に注意深く挟んで容器を傾け,水を吸い取った後静かに水平の位置に戻す。吸い取った水はメスシリンダーに移し,そのときまでにたまった水の累計をl mLまで記録する。
e) ブリーディングが認められなくなったら,直ちに容器と試料の質量を量る4)。
注4) 試料の質量としては,吸い取ったブリーディングによる水量を,加算しなければならない。有害な振動を与えるおそれがなければ,試料の表面をこてでならした直後に容器と試料の質量を量ってもよい。
6 計算 計算は,次による。
a) ブリーディング量は,次の式によって算出し,その数値は,四捨五入によって小数点以下2桁に丸める。
b) ブリーディング率は,次の式によって算出し,その数値は,四捨五入によって小数点以下2桁に丸める。

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