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JIS K7230:2007 pdfダウンロード

JIS 09-22
JIS K7230:2007 pdfダウンロード

JIS K7230:2007 pdfダウンロード。プラスチック- フェノ ール樹脂成形品- 遊離アンモニア及びアンモニウム化合物の求め方 ( インドフェノ ール法) Plastics Phenol-formaldehyde mouldings Determination of free ammonia and ammonium compounds (Indophenol method)
1. 適用範囲 この規格は, フェノ ール樹脂成形品( 以下, 成形品という。 ) 中のアンモニア及びアンモニウム化合物の量を比色法によって求める方法について規定する。
備考1. この規格は, 成形品中のアンモニアの絶対量を求める試験方法ではない。 成形品中のアンモニアの量は, 金属インサートの腐食又は食品が成形品と接触して汚染されるのを考慮しなければならないときに重要である。
2. この規格の対応国際規格を, 次に示す。
なお, 対応の程度を表す記号は, ISO/IEC Guide 21 に基づき, IDT( 一致している), MOD( 修正している), NEQ( 同等でない), とする。
ISO 14849 : 1999, Plastics- Phenol-formaldehyde mouldings- Determination of free ammonia andammonium compounds- Indophenol method (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格のうちで, 発行年を付記してあるものは, 記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって, その後の改正版・ 追補には適用しない。 発効年を付記していないものは, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8402-2 測定方法及び測定結果の精確さ( 真度及び精度) - 第 2 部: 標準測定方法の併行精度及び再現精度を求めるための基本的方法
備考 ISO 5725-2 : 1994, Accuracy (trueness and precision) of measurement methods and results- Part 2 :Basic method for the determination of repeatability and reproducibility of a standard measurement method が, この規格と一致している。
JIS Z 8801-1 試験用ふるい- 第 1 部: 金属製網ふるい
ISO 3696 : 1987, Water for analytical laboratory use- Specification and test methods
ISO 4793 : 1980, Laboratory sintered (fritted) filters- Porosity grading, classification and designation
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は, 次による。
3.1 遊離アンモニア フェノ ール樹脂成形品中に NH 3 の形で存在するもの。
3.2 アンモニウム化合物 フェノ ール樹脂成形品中のアンモニアと酸が化合したアンモニウム塩。
備考 ここでは, アンモニウム化合物を NH 3 として求める。
4. 原理 この試験方法は, 粉砕した成形品中のアンモニアを熱水で抽出し, 抽出水をアルカリ 性にして液の蒸留を行い, その留出液中のアンモニア量を, アンモニウムイオンが次亜塩素酸イオンの共存のもとで,フェノ ールと反応して生じるインドフェノ ール青の吸光度を測定することによって求める方法である。
その反応機構は, 次のように考えられる。
5. 試薬 分析に当たっては,分析用として認定されているアンモニアを含まない試薬及び ISO 3696 に規定されているグレード 3 のアンモニアを含まない蒸留水又はこれと同等以上の品質の蒸留水を使用する。
なお, 次亜塩素酸ナトリ ウムは, 市販試薬を用いる。
5.1 過マンガン酸カリ ウム
5.2 2 %水酸化ナトリ ウム水溶液
5.3 EDTA 溶液 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリ ウム二水和物 5 g を 100 mL の水に溶かす。
5.4 ナトリ ウムフェノ ラート溶液 水酸化ナトリ ウム 20 g を 100 mL の水に溶解する。 この水酸化ナト リ ウム溶液 55 mL にフェノ ール 25 g を溶解する。 放冷後アセトン 6 mL を加え,水で 200 mL に希釈する。 この溶液は, 空気中の炭酸ガスを吸収しやすいので使用直前に調製する。
5.5 次亜塩素酸ナトリ ウム溶液( 有効塩素含有量 0.01 g/mL) 有効塩素 0.05~ 0.12 g/mL を含有する次 亜塩素酸ナトリ ウム溶液の有効塩素の濃度を定量し, 塩素量が約 0.01 g/mL になるように水で希釈する。 次亜塩素酸ナトリ ウム溶液は, 分解しやすいので使用直前に調製する。

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