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JIS K8111:2007 pdfダウンロード

JIS 09-22
JIS K8111:2007 pdfダウンロード

JIS K8111:2007 pdfダウンロード。塩化亜鉛(試薬) Zinc chloride (Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いる塩化亜鉛について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 6353-3:1987,Reagents for chemical analysis−Part 3: Specifications−Second series (MOD) なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則 3 一般事項 試験及び検査方法の一般的な事項は,JIS K 8001による。 4 種類 種類は,特級とする。
5 性質
5.1 性状 塩化亜鉛は,白い結晶性粉末又は塊状で,潮解性がある。水に極めて溶けやすくエタノールに溶けやすいが,少量の塩基性塩が含まれているので,いずれの場合も澄明にならない。
5.2 定性方法 定性方法は,次による。
a) 試料2 gに水10 ml及び硝酸(1+2)0.5 mlを加えて溶かす(A液)。A液5 mlに硝酸銀溶液(20 g/l)1 mlを加えると,白い沈殿が生じ,アンモニア水(2+3)10 mlを加えると溶ける。
b) A液5 mlにアンモニア水(2+1)1 mlを加えると,白い沈殿が生じ,更にアンモニア水(2+3)10 mlを加えると溶ける。それに硫化ナトリウム・グリセリン溶液1滴を加えると,白い沈殿が生じる。
6 品質 品質は,箇条7によって試験及び検査したとき,表1に適合しなければならない。
7 試験及び検査方法
7.1 試験及び検査方法の条件並びに結果 試験及び検査方法の環境は,JIS K 8001の3.7(試験操作など)(1)(試験の環境)による。湿度管理は,必要に応じて実施する。また,表1で規定する各品質項目の試験及び検査は,次の各試験及び検査方法によって行い,得られる測定値の計算方法及び規格値に対する判定は,JIS K 8001の3.5(測定値)による。
7.2 純度(ZnCl2) 試料0.4 gを0.1 mgのけたまではかりとり,塩酸(2+1)0.1 ml及び水80 mlを加えて溶かし,アンモニア性塩化アンモニウム緩衝液3 ml及びエリオクロムブラックT希釈粉末0.05 gを加えて,0.1 mol/l EDTA2Na溶液で滴定する。終点は,液の色が赤紫から青に変わる点とする。この場合,0.1 mol/l EDTA2Na溶液1 mlは,0.013 632 g ZnCl2に相当する。
7.3 希塩酸溶状 希塩酸溶状は,JIS K 8001の5.2(溶状)による。この場合,試料2 g,溶媒は塩酸(2+1)0.5 mlと水を用い,濁りの程度の適合限度標準はJIS K 8001の5.2(1)(濁りの程度の適合限度標準)の(a)(澄明)を用いる。

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