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JIS L1093:2011 pdfダウンロード

JIS 09-20
JIS L1093:2011 pdfダウンロード

JIS L1093:2011 pdfダウンロード。繊維製品の縫目強さ試験方法 Test methods for seam strength of textiles
1 適用範囲
この規格は,一般の繊維製品の縫目強さの試験方法について規定する。 なお,この規格で,A-3法(ISO法)を用いる場合は,箇条5,箇条6及び箇条8は適用しないで,附属書Aを適用する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 13935-2:1999,Textiles−Seam tensile properties of fabrics and made-up textile articles−Part 2: Determination of maximum force to seam rupture using the grab method(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9003 家庭用本縫ミシンの裁縫用語
JIS L 0105 繊維製品の物理試験方法通則
注記 対応国際規格:ISO 139:2005,Textiles−Standard atmospheres for conditioning and testing(MOD)
JIS L 0208 繊維用語−試験部門 JIS L 0860 ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1096 織物及び編物の生地試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方 ISO 10012,Measurement management systems−Requirements for measurement processes and measuring equipment EN 10002-2,Metallic materials−Tensile testing−Part 2: Verification of the force measuring system of the tensile testing machines
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 9003,JIS L 0105及びJIS L 0208による。
4 試験の種類 試験の種類は,次による。
a) A法(グラブ法)
1) A-1法(縫目水平法) 主に織物に適用する。
2) A-2法(縫目垂直法) 主に伸びの大きい織物及び編物に適用する。
3) A-3法(ISO法) 主に織物に適用する。
b) B法(破裂法) 主に編物に適用する。
5 試験条件
試験条件は,JIS L 0105の5.1(試験場所)に規定する試験場所で行う。また,初荷重は,試験片が織物の場合,試験片の10 m当たりの質量に相当する荷重(mN)とし,編物の場合は30 mNとする。 なお,異なった荷重を用いた場合は,試験報告書に付記する。
6 試験片の採取及び準備 試験片の採取及び準備は,縫糸の種類及び縫目の形が同一であって,縫い合わせ方向,縫い方向,縫い代及び単位長さ当たりの縫目数が均一なものが得られる部分から採取し,JIS L 0105の5.3.1(試料又は試験片の標準状態)によって恒量にするか,又は標準状態の試験室に4時間以上放置し,調整する。
7 試験方法
7.1 A法(グラブ法)
7.1.1 A-1法(縫目水平法) A-1法(縫目水平法)は,次による。
a) 標準時縫目引張強さ及び伸び率
1) 試験片は,試料から縫目が中央になるように縫目と平行な方向に100 mm,縫目と直角の方向に150 mm以上の大きさのものを,5枚採取する。
なお,試験片には,縫目と直角な試験片の一辺から38 mmのところに,試験片の全長にわたって縫目線に対し直角に交わるように直線を引く。
2) 引張試験機に試験片を次の条件で,初荷重を加えて取り付ける(図1参照)。
2.1) つかみの大きさは,上下ともに表側を25 mm×25 mm,裏側を51 mm×25 mm以上のものを用いる。
2.2) つかみ間隔を76 mmとし,縫目がつかみ間の中央になるようにする。
3) 試験片を引張速度300 mm/min±20 mm/minで引っ張り,縫目が最初に切断したときの引張強さを有効数字3桁まで測定し,同時に縫目切断時の伸びを1 mmまで測定する。この伸びから伸び率を算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって有効数字3桁に丸める。
4) 5回の平均値を算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって有効数字3桁に丸める。ただし,つかみの近くで切断したものは除く。

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