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JIS A1306:2014 pdfダウンロード

JIS 09-15
JIS A1306:2014 pdfダウンロード

JIS A1306:2014 pdfダウンロード。減光法による煙濃度の測定方法 Measuring method of smoke density using light extinction method
1 適用範囲
この規格は,建築材料の燃焼性試験において,燃焼に伴って発生する煙の濃度を,減光を利用して光電的に測定する方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 7709-1 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金 JIS C 7709-2 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第2部 受金 JIS C 7710 電球類ガラス管球の形式の表し方 JIS Z 8703 試験場所の標準状態 3 測定装置
3.1 構成 測定装置は,光源,受光部,遮光板,定電圧電源及び指示部によって構成する(図1参照)。光源からの光は,測定する煙部分を透過して受光部に入射するよう配置し,光源及び受光部は使用中に光軸が狂わないように固定しているものとする。
3.2 光源 光源は,次のa)〜d)によって構成する。
a) 電球 電球は,定格が6V3Aで分布温度が2 856 Kのガス入りタングステン電球とし,JIS C 7709-1のBA15sの口金,JIS C 7710のS 25のガラス球,及びC-6Vのフィラメント(図2参照)によって構成し,電球の光中心距離は32 mmのものとする。
b) コリメーターレンズ コリメーターレンズは平凸レンズとし,光源の開き角1)が2°以下になるようなものとする。
注1) 光源の開口がコリメーターレンズの位置において張る平面角をいう。
c) 電球受金 電球受金は,JIS C 7709-2のBA15sの受金とし,コリメーターレンズの焦点位置に電球のフィラメント中心を容易に置けるように,前後・上下・左右に移動できるものとする。
d) 灯器 灯器は,電球の温度が過度に上昇しないような構造とし,必要に応じ,放熱フィン,放熱口などを設ける。
3.3 測定光路 測定する煙部分の長さ(測定光路長)は,濃い煙測定の場合は0.25 m又は0.5 m,薄い煙測定の場合は1 m又は2 mを標準とする。 3.4 受光部 受光部は,次のa)〜c)によって構成し,全体としての分光感度が標準比視感度に近似したものとする。
a) 光電管 光電管は,最大感度波長400 nm,波長300 nm±30 nm及び610 nm±30 nmの間の相対感度が最大感度の10 %以上であるような分光感度をもつ光電管とし,100 V印加時5 nA以下の暗電流をもつものとする。
b) 光学系 光学系は,集光レンズ・絞り及び拡散板からなり,絞りは集光レンズの焦点位置に置かれ,集光レンズに対する開き角2)は3°以下とする。拡散板は,可視域の光を均一に拡散させて光電管の陰極に与えるもので,原則として絞りの位置に設ける。
注2) 絞りの開口が集光レンズにおいて張る平面角をいう。
c) 補正フィルター 光電管の分光感度が標準比視感度に合致しない場合は,適切な補正フィルターを組み合わせて,受光部全体の分光感度を標準比視感度に近似させるものとする。
3.5 遮光板 装置の基準点を設定するための遮光板は,光源,光路又は受光部のいずれかの部分に挿入できる構造とし,光源からの光束が光電管に完全に入射しないようにできるものとする。
3.6 定電圧電源 定電圧電源は,定格6V3Aの電球の点灯で,電圧変動0.5 %以内に保持できるものとする。
3.7 指示部 指示部は,光電管からの光電流を電圧に変換した後,自動記録する。

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