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JIS B1055:2015 pdfダウンロード

JIS 09-15
JIS B1055:2015 pdfダウンロード

JIS B1055:2015 pdfダウンロード。熱処理を施した鋼製タッピンねじ−機械的性質 Heat-treated steel tapping screws-Mechanical properties
1 適用範囲
この規格は,ねじ部がJIS B 1007によるST2.2〜ST9.5の熱処理を施した鋼製のタッピンねじ(以下,タッピンねじという。)の特性及び試験方法について規定する。
注記1 ねじ部がJIS B 1007によらない1種〜4種の鋼製タッピンねじの機械的性質は,JIS B 1122の附属書JCを参照。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 2702:2011,Heat-treated steel tapping screws−Mechanical properties(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1007 タッピンねじのねじ部 注記 対応国際規格:ISO 1478:1999,Tapping screws thread(IDT)
JIS B 1058 締結用部品の機械的性質 第7部 呼び径1〜10 mmのボルト及びねじのねじり強さ試験及び最小破壊トルク
注記 対応国際規格:ISO 898-7:1992,Mechanical properties of fasteners−Part 7: Torsional test and minimum torques for bolts and screws with nominal diameters 1 mm to 10 mm(IDT)
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
注記 対応国際規格:ISO 6507-1:2005,Metallic materials−Vickers hardness test−Part 1: Test method(MOD)
3 材料
タッピンねじは,冷間圧造加工及び表面硬化を施すのに適した鋼を用いて製造しなければならない。
4 要求事項
4.1 金属学的要求事項
4.1.1 表面硬さ 熱処理後の最小表面硬さは,450 HV0.3とする(JIS Z 2244参照)。
4.1.2 硬化層深さ 硬化層深さは,表1による。
4.1.3 心部硬さ
熱処理後の心部硬さは,次による。
ねじの呼びST3.9以下のものは,270 HV5〜370 HV5 ねじの呼びST4.2以上のものは,270 HV10〜370 HV10
4.1.4 ミクロ組織 ミクロ組織には,表面硬化層と心部との間に,帯状のフェライト層があってはならない。
4.2 機械的要求事項
4.2.1 ねじ込み性 タッピンねじは,6.2.1によって試験用鋼板にねじ込んだとき,タッピンねじのねじ山が変形することなく,めねじを試験用鋼板に成形することができるものでなければならない。
4.2.2 ねじり強さ タッピンねじは,6.2.2によって試験したとき,タッピンねじを破壊させるトルクが,表3に規定する最小値以上のねじり強さをもっていなければならない。
5 受渡し
通常の受渡試験は,ねじ込み試験,ねじり強さ試験及び心部硬さ試験だけでよいが,疑義が生じた場合の判定目的に対しては,この規格が規定する全ての要求事項を満足しなければならない。
6 試験方法
6.1 金属学的要求事項に対する試験方法
6.1.1 表面硬さ試験
表面硬さ試験は,JIS Z 2244によって行う。 測定の位置は,できるだけ頭部の平らな面とする。

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