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JIS K8129:2016 pdfダウンロード

JIS 09-13
JIS K8129:2016 pdfダウンロード

JIS K8129:2016 pdfダウンロード。塩化コバルト(II)六水和物(試薬) Cobalt (II) chloride hexahydrate (Reagent)
6 試験方法
6.1 一般事項
a) 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
b) 使用するガラス器具は,特に規定がない場合は,JIS R 3503及びJIS R 3505による。 c) 使用する標準液は,計量計測トレーサビリティが確保された標準物質を,使用用途に合致することを確認し,必要ならば希釈して使用する。このような標準液がない場合,使用用途に合致することを確認して市販の標準液を用いるか,又は調製したものを用いる。
注記1 計量計測トレーサビリティが確保された標準物質としては,計量標準供給制度[JCSS (Japan Calibration Service System)]に基づく標準液,国立研究開発法人産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ),米国国立標準技術研究所(NIST),ドイツ連邦材料試験研究所(BAM)などが供給する標準物質及びこれらへの計量計測トレーサビリティが確保された市販の認証標準物質がある。
d) 滴定用溶液は,計量計測トレーサビリティが確保されたものを,使用用途に合致することを確認して使用する。調製及び標定を行う場合,JIS K 8001の附属書JA(試験用溶液類の調製方法及び滴定用溶液類の調製及び標定)による。 注記2 ISO/IEC 17025に準拠した方法によって標定された市販の滴定用溶液がある。 6.2 純度(CoCl2・6H2O) 純度(CoCl2・6H2O)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) ヘキサメチレンテトラミン JIS K 8847に規定するもの。
2) L(+)-アスコルビン酸溶液 JIS K 9502に規定するL(+)-アスコルビン酸5 gをはかりとり,水100 mLを加えて溶かす。使用時に調製する。
3) アンモニア水(1+10)(必要な場合に用いる。) JIS K 8085に規定するアンモニア水(質量分率28.0 %〜30.0 %)の体積1と水の体積10とを混合する。
4) 塩酸(1+10)(必要な場合に用いる。) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積1と水の体積10とを混合する。
5) キシレノールオレンジ溶液 JIS K 9563に規定するキシレノールオレンジ0.10 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにする。
6) 0.01 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム溶液(0.01 mol/L EDTA2Na溶液) (C10H14O8N2Na2・2H2O:3.722 g/L) JIS K 8107に規定するエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物を用いて,6.1 d) による。
b) 装置 主な装置は,次による。 pH計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。 試料0.6 gを全量フラスコ250 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。その25 mLを正確にとり,水60 mL,L(+)-アスコルビン酸溶液(50 g/L)2 mL及びヘキサメチレンテトラミン1 gを加え,よく混ぜる。pH計を用いて,塩酸(1+10)又はアンモニア水(1+10)を加えてpH約5.4に調節する。指示薬としてキシレノールオレンジ溶液0.3 mLを加え,0.01 mol/L EDTA2Na溶液で滴定する。終点付近では,10秒以上の間隔を置いてゆっくりと滴加する。終点は,液の色が赤紫から黄に変わった点とする。

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