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JIS R3412:2014 pdfダウンロード

JIS 09-17
JIS R3412:2014 pdfダウンロード

JIS R3412:2014 pdfダウンロード。ガラスロービング Textile glass rovings
1 適用範囲
この規格は,主としてプラスチックの強化に用いるJIS R 3410で定義されたEガラス及びセメントの強化に用いるJIS R 3410で定義されたARガラスのガラスロービング(以下,ロービングという。)について規定する。
注記 通常,ジルコニア16 %以上を含む組成のものをARガラスと呼んでいる。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0101 テックス方式
JIS R 3410 ガラス繊維用語
JIS R 3420 ガラス繊維一般試験方法
JIS R 3911 補強用糸−線密度の試験方法
JIS R 3913 強化繊維製品の水分の試験方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 3410による。
4 種類 ロービングの種類は,ガラスの種類及び番手によって分類し,種類を表す記号は表1による。
種類を表す番手は,JIS L 0101のテックス(tex)を表す。
なお,表1に記載のない番手の追加については,受渡当事者間の協定によって適用してもよいが,箇条5を満たさなければならない。
5 品質 ロービングの品質は,箇条6によって試験を行ったとき,次の各項の規定に適合しなければならない。
a) 番手 番手に対する測定値との許容差は,±10 %とする。
b) 水分率 水分率は,0.50 %以下とする。 c) 引張強さ 番手当たりの引張強さは,0.245 N/tex以上とする。
d) 外観 ロービングの外観は,均一で,しっかりと巻かれていなければならない。主な外観欠点を表2に示す。合否の判断基準は,受渡当事者間の協定による。
6 試験方法
6.1 番手 番手の試験は,JIS R 3420の7.1(番手)又はJIS R 3911の8.3(脱サイズした試験片での試験)若しくは8.4(サイズされた試験片での試験)による。
6.2 水分率 水分率の試験は,JIS R 3420の7.3(水分率及び強熱減量)又はJIS R 3913による。
6.3 引張強さ 引張強さの試験は,JIS R 3420の7.4.3(ガラス糸及びロービングの場合)による。
6.4 外観 外観の試験は,JIS R 3420の7.22(外観)による。
7 検査 ロービングの検査は,抜取方式によって試料を採取し,箇条6によって試験を行い,箇条5の規定に適合したものを合格とする。ただし,受渡当事者間の協定によって検査項目の一部を省略してもよい。
8 包装 ロービングは,損傷のおそれのないように包装する。巻芯を使用する場合は,その内径を約76 mmとする。ただし,受渡当事者間の協定によって,これ以外の寸法のものを用いてもよい。
9 製品の呼び方 製品の呼び方は,ガラスの種類を表す記号(Eガラスの場合はE,ARガラスの場合はAR),ロービングを表す記号(R)及び番手をこの順序に組み合わせて呼ぶ(例1及び例2参照)。

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