Location: Home > JIS > JIS K1105:2017 pdfダウンロード

JIS K1105:2017 pdfダウンロード

JIS 09-11
JIS K1105:2017 pdfダウンロード

JIS K1105:2017 pdfダウンロード。アルゴン Argon Ar AW:39.95
6 試験方法
6.1 一般事項 試験の一般事項は,JIS K 0050による。
6.2 試料の調製 試料は,次の方法によって試験に適した圧力・温度に調製する。
a) 液化アルゴン 蒸発器などを用いて完全に気化し,次いで室温にする。
b) 圧縮アルゴン 減圧後,室温にする。
6.3 校正用ガス 校正用ガスは,次によるほかJIS K 0055の4.(校正用ガス)による。
6.3.1 酸素測定用校正ガス 酸素測定用校正ガスは,次による。
a) ゼロガス ゼロガスは,高圧ガス容器詰めの窒素を酸素除去装置(例えば,酸化マンガン系の吸収剤を使用した製品がある。)又はガス精製器を通したものを用いる。
b) スパンガス 測定範囲及び校正方法に適した酸素濃度のもので可能な限りトレーサビリティのあるものが望ましい。酸素の濃度は,測定範囲又は校正方法に応じて,例えば,体積分率10 ppm又は体積分率20 ppmのものが使用されている。また,希釈ガスは,窒素又はアルゴンとする。
6.3.2 窒素測定用校正ガス 窒素測定用校正ガスは,次による。
a) ゼロガス ゼロガスは,精製器を通したアルゴン又は高純度アルゴンを用いる。
b) スパンガス 測定範囲及び校正方法に適した窒素濃度のもので可能な限りトレーサビリティのあるものが望ましい。窒素の濃度は,測定範囲又は校正方法に応じて,例えば,体積分率10 ppm又は体積分率100 ppmのものが使用されている。また,希釈ガスは,アルゴン又はヘリウムとする。
6.4 純度 純度は,次の式によって算出する。 P=100.000−(AO+AN)/10 000 ここに, P: 純度(体積分率 %) AO: 6.5によって求めた酸素の濃度(体積分率 ppm) AN: 6.6によって求めた窒素の濃度(体積分率 ppm)
6.5 酸素
6.5.1 試験方法 酸素の試験方法は,ガルバニ電池式酸素計,黄りん発光式酸素計,又はジルコニア式酸素計のいずれかによる。 6.5.1.1 ガルバニ電池式酸素計による方法 ガルバニ電池式酸素計は,次による。記載されていない詳細な方法は,JIS K 0225の10.1(ガルバニ電池式酸素計を用いる方法)及び附属書1(ガルバニ電池式酸素計)による。 a) 測定原理 ガルバニ電池式酸素計は,試料中に含まれる酸素が隔膜を通過して水酸化カリウム電解液中に透過し,この酸素はセンサー内において電解還元され,酸素の濃度に対応した電解電流が発生する。この電流を測定して酸素濃度を測定する酸素計である。
b) 酸素計の性能 酸素計は,次の性能を満足していなければならない。
1) 測定範囲 酸素計の測定目盛範囲は,酸素の測定濃度に適した測定範囲,例えば,体積分率0〜10 ppm又は体積分率0〜20 ppmとする。
2) 繰返し性 6.5.1.1
c) 2)の繰返し性の試験を行ったときに,偏差が測定に用いたスパンの最大目盛値の±3 %でなければならない。
3) ゼロドリフト 6.5.1.1 c) 3)のゼロドリフトの試験を行ったときに,その設定値との濃度のずれは,1)の各レンジごとにスパンの最大目盛値の±3 %でなければならない。
4) スパンドリフト 6.5.1.1 c) 4)のスパンドリフトの試験を行ったときに,そのスパン値のずれは,1)の各レンジごとにスパンの最大目盛値の±3 %でなければならない。 5) 直線性(指示誤差)
6.5.1.1 c) 5)の直線性(指示誤差)の試験を行ったときに,その指示誤差(直線性)は,1)の各レンジのスパンの最大目盛値の±5 %でなければならない。

Download