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JIS X0527
  • JIS X0527:2018 pdfダウンロード。自動認識及びデータ取得技術− バーコードプリンタ及びバーコードリーダの 性能評価仕様 Automatic identification and data capture techniques- Bar code printer and bar code reader performance testing 4 バーコードプリンタ及び消耗品 4.1 バーコードプリンタ 4.1.1 一般要件 一般的な熱転写式の基本印字機構を,図1に示す。 図1に示すように,プラテンローラとサーマルプリントヘッドとの間に“受容紙又はラベル”及びインクリボンを通し,適切な印字圧が得られるように,通常は,サーマルプリントヘッドを押し下げて固定する。プラテンローラが矢印方向に回転すると,“受容紙又はラベル”及びインクリボンが搬送方向へ移動する。この移動に同期させて,サーマルプリントヘッドの発熱素子を熱することによってインクリボンのインクが溶融し,受容紙又はラベルに転写される。このとき,熱する発熱素子は,印字する画像に対応した素子だけである。 印字設定及び環境条件は,次による。 a) 評価対象バーコードプリンタの印字条件設定 この規格で評価対象とする熱転写式の印字設定は,試験に用いる“受容紙又はラベル”及びインクリボンに最適と推定される条件にすることが望ましい。この印字設定は,評価対象バーコードプリンタがもつ印字性能を最大に近づけるのに役立つ。 注記 熱転写式では,“受容紙又はラベル”及びインクリボンの組合せによって印字品質が異なることが知られている。 b) 周囲環境条件 熱によってインクを溶融させて受容紙又はラベルに転写する方式のバーコードプリンタは,周囲温度が印字品質に影響を与えるが,受容紙又はラベル,インクリボン,プラテンなどの熱伝導率,比熱なども印字品質に影響を与える。 また,サーマルプリントヘッドに結露が生じると故障する場合がある。高印字品質を維持しながらバーコードを印字するためには,周囲環境にも注意が必要である。 バーコードプリンタの性能評価試験は,次の環境条件下で実施しなければならない。ただし,各性能評価試験項目で周囲環境条件を個別に規定している場合は,その規定を優先しなければならない。さらに,試験中は,温度及び/又は湿度を,結露が生じる条件まで急激に変化させてはならない。 − 温度 18〜28 ℃ − 湿度 30〜70 %Rh − 環境慣らし条件 性能評価試験を開始する前に,試験に用いるバーコードプリンタ本体(無通電状態),“受容紙又はラベル”及びインクリボンを,上記の温度及び湿度の環境に6時間以上放置しなければならない。 試験時の周囲環境条件は,試験結果と合わせて4.3の試験結果報告書に記録する。 4.1.2 性能評価項目及び試験方法 4.1.2.1 印字性能評価用標準画像 印字性能評価用標準画像(以下,標準画像という。)を用い,指定された条件で評価しなければならない。 標準画像は,BCP-nnn-1(nnnは,公称dpiである。以下も同様。)及びBCP-nnn-2(図2参照)を基準とし,受容紙又はラベル幅に合わせて図4の組合せをそれぞれ一組とし,基準となる画像は,次による(附属書A参照)。
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