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JIS T5110
  • JIS T5110:2018 pdfダウンロード。歯科−歯科器械の表面材料− 消毒剤に対する耐久性試験 Dentistry-Materials used for dental equipment surfaces-Determination of resistance to chemical disinfectants 1 適用範囲 この規格は,消毒を意図する歯科器械の表面に使用する全ての材料の化学消毒剤に対する耐久性を調査する試験方法を規定する。 三つの試験[浸せき(漬)試験,スプレー試験及び接触試験]の試験方法を規定する。試験方法は,試験実施者が任意に選択する。 この規格は,抗菌,抗ウイルス及び防かびに対する消毒剤の効力については取り扱わない。 また,試薬耐久性試験を実施した材料への外力の影響を確認する試験は規定しない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 21530:2004,Dentistry−Materials used for dental equipment surfaces−Determination of resistance to chemical disinfectants(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第1節:耐液体性(一般的方法) 注記 対応国際規格:ISO 2812-1,Paints and varnishes−Determination of resistance to liquids−Part 1: Immersion in liquids other than water JIS Z 8703 試験場所の標準状態 注記 対応国際規格:ISO 554,Standard atmospheres for conditioning and/or testing−Specifications ISO 1942,Dentistry−Vocabulary ISO 3585,Borosilicate glass 3.3−Properties 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 1942による。 4 サンプリング この規格に規定した試験は,全て形式試験である。歯科器械に用いられる材料の代表的試料について,可能な限り,多くの試験を行う。可能な場合は,試料として平板を使用する。次の選択肢のうちの一つを選ばなければならない。 a) 歯科器械の新品の部品を使用する。 b) a)が不可能な場合,標準見本及び半完成品から作製した試料(例えば,角材,平板又は円形材料)を使用する。 c) 試料の,新たに生じる縁及び面が,元の面と同様な性質をもつことが期待できる場合は,元の部品又は半完成品を分割する[例えば,刃物又はのこ(鋸)で切断する。]ことによっても,試料を作製できる。新たに生じる縁及び面の部分を保護することが望ましい。さらに,切断面は,試料の試験面よりも小さいことが望ましい。 試料は全て,ほこり(埃)及び油分が付着していないことが望ましい。
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