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JIS R7240
  • JIS R7240:2018 pdfダウンロード 。放熱用グラファイトシートのレーザスポット周期 加熱放射測温法による熱拡散率の求め方 Determination of thermal diffusivity for heat dissipation graphite sheet by a laser spot periodic heating radiation thermometry method c) 温度応答測定装置 応答速度が変調周波数fよりも十分速い赤外線検出器を用いる。また,赤外線検出器は試料裏面の任意の座標で測定するために,試料表面に平行に,距離l=0 mmに対して,±5 mm以上の可動範囲をもつものとする。 d) 記録装置 基準信号に対する位相遅れを,距離に対して自動記録できるものとする。 5.3 測定手順 5.3.1 試料の形状測定 試料の形状測定は,次の手順によって行う。 a) 試料厚さの測定 JIS B 7502に規定するマイクロメータによって,試料の任意の3〜5点の厚さを1 μmの桁まで測定し,その平均値を四捨五入して整数位(単位:μm)としたものを試料厚さとする。 b) 試料の外形測定 外形寸法をノギスなどで測定する。 5.3.2 試料の固定 シート状試料を,平たん(坦)かつ水平に保ったまま試料台上に設置し,試料押さえで押さえる(附属書A参照)。 5.3.3 測定環境の調整 測定時の温度,湿度などの環境は,試料が化学的な変化を受けない雰囲気にする。 5.3.4 位相遅れと距離との関係測定 位相遅れと距離との関係の測定は,次の手順によって,直交する2方向で行う。ただし,異方性がないことが明確な場合には,1方向だけの測定でもよい。測定した方向は,報告書に記載する。 a) 加熱位置及び測定範囲の設定 固定した試料表面のほぼ中心部に加熱用レーザスポットの照射位置を設定し,この加熱スポットの中心から面内方向に距離lだけ離れた点の裏面を測定位置とする(附属書A参照)。このとき,距離lの測定範囲は,2 mm〜4 mmとする。 b) 変調周波数の設定及び加熱光量の調整 測定範囲における位相遅れの差が0.5〜1.5 radの範囲内となるように変調周波数を設定する。それより位相遅れの差が小さい場合には変調周波数を上げ,逆の場合には下げる。試料の裏面で検出する位相遅れθが十分測定できるように,加熱光量(mW)を設定する。 注記1 約75 Hzの変調周波数を初期値とするのが適切である。 注記2 変調周波数及び加熱光量の決定方法の例を,附属書Bに示す。 c) 位相遅れデータの取得 距離lが2 mm〜4 mmにおいて赤外線検出器を走査し,位相遅れθと距離lとの関係を記録する。測定間隔は,0.1 mm以下とする。 5.4 熱拡散率の求め方 熱拡散率の求め方は,次による。 a) 熱拡散率の算出式 5.3.4 c)で得られたデータを横軸に距離l,縦軸に位相遅れθ(rad)を取ってプロットすると,図2のような位相遅れと距離との関係が得られる。グラフの傾きAは,式(1)によって式(3)となるため,熱拡散率αを求める式は,式(4)となる。
    09-07