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JIS K0302
  • JIS K0302:1989 pdfダウンロード。排ガス中のダスト粒径分布の測定方法 Measuring Method for Particle−Size Distribution of Dusts in Flue Gas 1. 適用範囲 この規格は,排ガス中のダストの粒径分布を煙突,煙道,ダクトなど(以下,ダクトという。)において,質量基準によって測定する方法について規定する。 備考 この規格のなかで,{ }を付けて示してある数値及び単位は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 引用規格: JIS B 9909 集じん装置の仕様の表し方 JIS K 0901 気体中のダスト試料捕集用ろ過材 JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法 JIS Z 8901 試験用ダスト 2. 共通事項 共通事項は,JIS Z 8808(排ガス中のダスト濃度の測定方法)による。 3. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 9909(集じん装置の仕様の表し方),JIS Z 8808及びJIS Z 8901(試験用ダスト)によるほか,次による。 (1) ダスト 気体中に含まれる固体の粒子。乾燥によって付着水分を除いたもの。 (2) 粒径 空気力学的挙動が比重1の球状粒子と等価となるような粒子の直径。 (3) 粒径分布 各粒径区分の粒子の質量が全体の粒子群の質量に対して存在する割合。 (4) 慣性衝突法 粒子が運動に際してもっている慣性力を利用し,物体に衝突させて粒子を気流から分離捕集する方法。 (5) インパクタ 慣性衝突法を用いて粒子を捕集板に衝突させて気流から分離するもの。 (6) カスケードインパクタ 捕集板に対する気流の衝突速度が次第に大きくなるようにインパクタを数段重ねることによって,ダストの粒径分布を求めることのできるもの。分級捕集器ともいう。 (7) ジェットノズル カスケードインパクタで,捕集板に対して粒子を衝突させるために作り出す気流の噴出孔。 (8) 単孔ノズル カスケードインパクタにおいて,各段ごとに1個のジェットノズルがあるもの。 (9) 多孔ノズル カスケードインパクタにおいて,各段ごとに多数個のジェットノズルがあるもの。 (10) 円形ノズル ジェットノズルの断面が円形のもの。 (11) スリット形ノズル ジェットノズルの断面が長方形状のもの。 (12) バックアップフィルタ カスケードインパクタにおいて,慣性衝突によって捕集できなかった微粒子を完全に捕集するために,最終段の捕集板の後に設けられたろ紙。 (13) 再飛散 慣性力によって捕集板に衝突した粒子が,再び気流中にもち去られる現象。 (14) ウォールロス カスケードインパクタにおいて,再飛散などのために捕集板表面以外のジェットノズル背面などの周壁に付着した粒子の量。段間ロスともいう。 (15) 慣性パラメータ 粒子の運動に際して生じる慣性力の大きさを表す無次元のパラメータで,次の式によって表されるもの。
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