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JIS H1361
  • JIS H1361:1997 pdfダウンロード。アルミニウム及び アルミニウム合金中のすず定量方法 Methods for determination of tin in aluminium and aluminium alloys 1. 適用範囲 この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金中のすず定量方法について規定する。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS H 1351 アルミニウム及びアルミニウム合金の分析方法通則 JIS K 0121 原子吸光分析通則 JIS K 8005 容量分析用標準物質 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 2. 一般事項 分析方法に共通な一般事項は,JIS H 1351,JIS K 0121,JIS K 8005及びJIS R 3503の規定による。 3. 定量方法の区分 すずの定量方法は,次のいずれかによる。 a) アルミニウム・アンチモン還元よう素酸カリウム滴定法 この方法は,すず含有率6.0% (m/m) 以上13.0% (m/m) 以下の試料に適用する。 b) 塩化物抽出分離ヘマティン吸光光度法 この方法は,すず含有率0.001% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。 c) 原子吸光法 この方法は,すず含有率0.02% (m/m) 以上6.0% (m/m) 以下の試料に適用する。 4. アルミニウム・アンチモン還元よう素酸カリウム滴定法 4.1 要旨 試料に塩酸とアンチモンとを加え,加熱して分解した後,溶液をろ過する。ろ液にアルミニウムとアンチモンとを加え二酸化炭素気流中で加熱してすずを還元し,冷却した後,よう化カリウム及びでんぷんを指示薬として加え,よう素酸カリウム標準溶液で滴定する。 4.2 試薬 試薬は,次による。 a) 塩酸 (1+2) b) アルミニウム 99.50% (m/m) 以上で小片にしたものを用いる。 c) アンチモン(粉末) d) 二酸化炭素 e) よう素酸カリウム標準溶液 よう素酸カリウム (JIS K 8005) 3.567gを水酸化ナトリウム溶液 (5g/l) 200mlに溶解する。よう化カリウム10gを加えて溶解し,溶液を1000mlの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で標線まで薄める。この溶液1mlに相当するすず量を,次の手順によって求める。
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