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JIS G3320
  • JIS G3320:2016 pdfダウンロード。塗装ステンレス鋼板及び鋼帯 Prepainted stainless steel sheet and strip 8 外観 板及び帯には,穴,破れ,色むら,著しい色の相違など,使用上有害な欠点があってはならない。ただし,帯は,一般に欠点を除去する機会がないため,溶接部及び若干の正常でない部分を含むことができる。 9 試験 9.1 試験温度 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の試験温度は,JIS Z 8703の常温(5〜35 ℃)とする。 9.2 供試材の採り方 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の供試材は,塗装原板の種類及び塗膜の種類が同一で,かつ,厚さ及び色が同一の製品を一組とし,一組ごとに次による。 a) 連続塗装した帯又は連続塗装した帯からの切板の場合は,30 tごと及びその端数からそれぞれ1枚を採取する。 b) あらかじめ所定の長さに切断した塗装原板に塗装した板の場合は,3 000枚ごと及びその端数から それぞれ1枚を採取する。 9.3 試験片の数 碁盤目試験,衝撃変形試験,曲げ試験及び鉛筆硬度試験の試験片の数は,供試材1枚からそれぞれ1個とする。 9.4 試験片 試験片は,次による。 a) 碁盤目試験,衝撃変形試験及び鉛筆硬度試験の試験片は,板そのまま,又は試験可能な面積に切り取る。 b) 曲げ試験の試験片は,幅75〜125 mmで,長さは,幅の2倍程度とする。特に指定のない限り,試験片の長手方向を原板の圧延方向に平行又は直角とする。 c) 塩水噴霧試験の試験片の大きさは,幅50 mm以上,長さ100 mm以上とし,切断面の縁から10 mm以内の範囲を適切な方法で被覆する。 9.5 試験方法 9.5.1 碁盤目試験 碁盤目試験は,次による。 a) 試験片の塗膜に,カッタナイフなどで,原板に達する碁盤目状の目を切る。 b) 碁盤目の間隔は,1 mmとし,縦,横,直角に11本の線を交差させる。 c) 碁盤状の目における塗膜の剝がれの有無を,目視で確認する。 9.5.2 衝撃変形試験 衝撃変形試験は,次による。 a) 図2に示すような衝撃変形試験機の頂部から,試験面におもりを落下させて行う。 b) おもりの質量は,500±1 gで,撃心先端の半径は,6.35±0.03 mmとする。 c) おもりは,試験面から500 mm離れた高さから落とす。 d) 試験面のおもりの落下した箇所における塗膜の剝がれの有無を,目視で確認する。
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