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JIS D6802
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JIS D6802:1997 pdfダウンロード。無人搬送車システム−安全通則 Automatic guided vehicle systems−General rules on the safety 1. 適用範囲 この規格は,無人搬送車(無人けん引車及び無人フォークリフトを含む。)を中心にした搬送システムの導入計画段階から設置運用までの安全確保に関する一般事項について規定する。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS D 6201 フォークリフトトラック用語 JIS D 6801 無人搬送車システム−用語 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 6201及びJIS D 6801によるほか,次による。 (1) 安全確認形 人と機械の共存システムにおいて,人の安全が確認されているときだけ,その機械装置やシステムの運転開始又は継続を許可する構成。 (2) フェールセーフ 人と機械の共存の場において,機械や機器に故障などの異常が発生した場合,人や周辺環境の安全・保護を損なうことなく,その機械が常に安全に作用すること。フェール(fail,失敗,故障)を生じたら,必ずセーフ(safe,安全)側に作動する機能。 (3) ブレーキ開放スイッチ 無人搬送車のブレーキを,手動時だけ強制的に効かなくするためのスイッチ。 3. 無人搬送車システムの安全確保の基本 無人搬送車システムは,その稼働領域を人と共存,共用する無人搬送車を用いて,物の搬送,荷役を行う自動搬送システムである。 人との共存において,重要なことは人の安全である。人の安全を確保するため,システム作りの目標として望まれることは安全確認形のシステム構成であり,したがって,安全のためのインタロックに使用するセンサは,フェールセーフであることが望ましい。 しかし,技術の開発・進歩によってもすべてを安全確認形にすることは,困難な場合があり,この場合は安全の確率をより大とする安全装置と現場における運用規制の両面から,製造業者及び使用者が互いに協議して安全の限界を認識して慎重に対処し,安全を確保しなければならない。 4. 設計及び計画段階における安全確保 4.1 構造及び安全性 4.1.1 無人搬送車の外形 無人搬送車の外形は,次のとおりとする。 (1) 無人搬送車の本体の外面は,作業上必要な部分を除き,鋭い角,突起などの危険部分がないこと。 (2) 障害物接触バンパは,歩行者との接触に対して危害を与えない安全な構造であること。 4.1.2 搬送物の確認 搬送物は荷物が変形,荷崩れを起こさないことだけでなく,移載され,搬送されるすべての動作の中で,オーバハングしたり,偏荷重になったりしないシステム作りになることを確認すること。10-01 JIS D6802
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