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JIS A8902
  • JIS A8902:1988 pdfダウンロード。ショベル及びスコップ Shovels and Scoops 1. 適用範囲 この規格は,土木用,農事用及び家庭用のショベル及びスコップについて規定する。 引用規格: JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法 JIS Z 9003 計量規準型一回抜取検査(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合及び標準偏差既知でロットの不良率を保証する場合) JIS Z 9006 計数選別型一回抜取検査 2. 種類 ショベル及びスコップの種類は,その種類によって区分し,表1のとおりとする。 3. 品質 品質は,次のとおりとする。 (1) さじ部は,適当な熱処理を行い,刃先から25〜50mmの箇所における硬さは,8.1に規定する試験を行ったとき,ショベル丸形ではHRC 37〜49,その他の種類では,HRC 30〜45でなければならない。ただし,その他の種類においては板厚が1.4mm未満の場合には,HRA 65.5〜73でなければならない。 (2) ショベル丸形1番,ショベル丸形2番,ショベル角形1番,ショベル角形2番,スコップ2番及びスコップ3番については,8.2の負荷試験を行い,破損,緩み又は著しい変形がなく,かつ,試験の前後において握り部の位置の差が25mmを超えてはならない。 4. 構造 軸部は,木製においては,リベットを用いてさじ部と十分に緊結しなければならない。また,パイプ製では,溶接,はめあい,リベットなどの結合を用いて,さじ部と十分に緊結しなければならない。 5. 形状及び寸法 形状及び寸法は,付図1〜8及び付表に示すとおりとする。 なお,軸部は,その断面形状によって,円形軸又は異形軸とする。また,握り部の形状はY形とする。 6. 外観 外観は,次のとおりとする。 (1) さじ部の表面には,使用上有害なきず,割れその他の欠点があってはならない。 (2) 柄部は,木製では表面が滑らかで,使用上有害なふし,目切,くされ,虫くい,曲がりなどの欠点があってはならない。パイプ製では,使用上有害な突起,くぼみ,曲がりなどの欠点があってはならない。 7. 材料 材料は,次のとおりとする。 (1) さじ部の材料は,表2に示す化学成分の鋼板又はこれと同等以上の品質をもつ鋼板とする。 (2) 軸部の材料は,木又はパイプとし,木製については,かし又はこれに準じる品質を有する堅木で,含水率18%以下のものとする。パイプ製については,構造用鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,樹脂などのパイプ又はこれらの材料を組み合わせたものとする。 (3) 握り部の材料は,木,構造用鋼,ステンレス鋼,アルミニウム,樹脂又はこれらの材料を組み合わせたものとする。 8. 試験 8.1 硬さ試験 さじ部の硬さは,刃先から25〜50mmの任意の3か所においてJIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)によって測定し,その平均値とする。 8.2 負荷試験 図に示すように押さえ金具Pの縦の中心線 (A−A) が,刃先先端から50mmの位置にあるように,また横の中心線 (B−B) が柄部の中心線に直角になるようにさじ部を締め付け,握り部に質量Mのおもりを1分間かけた後これを取り除き,さじ部及び柄部の破損,緩み,変形などの異状及びおもりをかける前と取り除いた後との握り部の位置の差 (mm) を調べる。ただし,おもりの質量Mの値は,表3のとおりとする。
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  • JIS A8902:1998 pdfダウンロード。ショベル及びスコップ Shovels and Scoops 1. 適用範囲 この規格は,土木用,農事用及び家庭用のショベル及びスコップについて規定する。 引用規格: JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法 JIS Z 9003 計量規準型一回抜取検査(標準偏差既知でロットの平均値を保証する場合及び標準偏差既知でロットの不良率を保証する場合) JIS Z 9006 計数選別型一回抜取検査 2. 種類 ショベル及びスコップの種類は,その種類によって区分し,表1のとおりとする。 3. 品質 品質は,次のとおりとする。 (1) さじ部は,適当な熱処理を行い,刃先から25〜50mmの箇所における硬さは,8.1に規定する試験を行ったとき,ショベル丸形ではHRC 37〜49,その他の種類では,HRC 30〜45でなければならない。ただし,その他の種類においては板厚が1.4mm未満の場合には,HRA 65.5〜73でなければならない。 (2) ショベル丸形1番,ショベル丸形2番,ショベル角形1番,ショベル角形2番,スコップ2番及びスコップ3番については,8.2の負荷試験を行い,破損,緩み又は著しい変形がなく,かつ,試験の前後において握り部の位置の差が25mmを超えてはならない。 4. 構造 軸部は,木製においては,リベットを用いてさじ部と十分に緊結しなければならない。また,パイプ製では,溶接,はめあい,リベットなどの結合を用いて,さじ部と十分に緊結しなければならない。 5. 形状及び寸法 形状及び寸法は,付図1〜8及び付表に示すとおりとする。 なお,軸部は,その断面形状によって,円形軸又は異形軸とする。また,握り部の形状はY形とする。 6. 外観 外観は,次のとおりとする。 (1) さじ部の表面には,使用上有害なきず,割れその他の欠点があってはならない。 (2) 柄部は,木製では表面が滑らかで,使用上有害なふし,目切,くされ,虫くい,曲がりなどの欠点があってはならない。パイプ製では,使用上有害な突起,くぼみ,曲がりなどの欠点があってはならない。 7. 材料 材料は,次のとおりとする。 (1) さじ部の材料は,表2に示す化学成分の鋼板又はこれと同等以上の品質をもつ鋼板とする。
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