Location: Home > JIS A6203
JIS A6203
  • JIS A6203:2015 pdfダウンロード。セメント混和用 ポリマーディスパージョン及び 再乳化形粉末樹脂 Polymer dispersions and redispersible polymer powders for cement modifiers 6 試験の一般条件 6.1 試験室の状態 試験室の温度は,20±2 ℃,相対湿度は,60 %以上とする。 6.2 試料採取方法 試料採取方法は,次による。 a) ディスパージョン試料の採取方法 ディスパージョン試料の採取方法は,次による。 1) 容器の中身をかき混ぜるか,振り混ぜるなどして,内容物を十分に均一な状態にしてから試料を採取する。 2) ドラム缶,貯蔵タンク及びタンク車から試料を採取する場合は,JIS K 6387-1の6.(サンプリング)による。 b) 粉末樹脂試料の採取方法 小形容器(紙袋,段ボール箱,石油缶などで内容量50 kg未満)から採取する場合は,容器の中心に近いところから,大形容器(フレキシブルコンテナ)から採取する場合は,内容物の上・中・下から,それぞれ,試験に必要な量の2倍以上の一定量を採取し,よく混合して試料とする。 6.3 試料及び試験に用いる材料の温度 試料及び試験に用いる材料は,あらかじめ試験室に入れ,室温と等しくなるようにする。 7 ディスパージョンの試験 7.1 外観 外観は,試料を清浄なガラス板上に,ガラス棒などで均一に薄く塗布し,直ちに粗粒子,異物,凝固物などの有無を目視によって調べる。 7.2 密度 密度は,JIS Z 8804の箇条6(比重瓶による密度及び比重の測定方法)若しくは箇条8(浮ひょうによる密度及び比重の測定方法)によって密度を測定するか,又はJIS K 6833-1の5.2.1(比重カップ法)若しくは5.2.2(比重瓶法)によって測定し,3回の試験結果の平均値を求め,四捨五入によって小数点以下2桁に丸める 7.3 pH pHは,JIS Z 8802によって測定し,引き続いて測定された3回の試験結果がpH計の精度以内の範囲で一致するまで行う。pHの試験結果は,3回の平均値を求め,四捨五入によって小数点以下1桁に丸める。pH 11以上の測定に対しては,高アルカリ用又は高pH用のガラス電極を使用することが望ましい。 7.4 粘度 粘度は,次によって測定し,3回の試験結果の平均値を求め,四捨五入によって整数に丸める。 a) 装置 装置は,JIS Z 8803の9.2(単一円筒形回転粘度計の種類)に規定する単一円筒形回転粘度計を用いる。 注記 単一円筒形回転粘度計の代表的なものは,ブルックフィールド形粘度計である。 b) 操作 操作は,JIS Z 8803の9.4(操作)による。ただし,測定条件(粘度計の形式,円筒の種類及び角速度)を記録する。 7.5 不揮発分 不揮発分は,ディスパージョンの種類によって,次のように測定する。 a) ゴムラテックス ゴムラテックスの不揮発分は,JIS K 6387-2によって測定した全固形分とし,3回の試験結果の平均値を求め,四捨五入によって小数点以下1桁に丸める。 b) 樹脂エマルション 樹脂エマルションの不揮発分は,JIS K 6828-1によって測定し,3回の試験結果の平均値を求め,四捨五入によって小数点以下1桁に丸める。 7.6 貯蔵安定性(参考) ディスパージョンの貯蔵安定性は,製造時及び定められた使用可能期間の限度において,附属書Aに示す方法などによって7.1〜7.5の項目について,その変化の有無を調べる。
    09-14