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JIS A1326
  • JIS A1326:2019 pdfダウンロード。外装用難燃薬剤処理木質材料の促進劣化試験方法 Test method for accelerated weathering of fire-retardant treated wood products for façades 3.3 難燃薬剤処理木質材料 難燃薬剤で処理された木質材料。 3.4 難燃薬剤量 難燃処理材に含有される単位体積当たりの難燃薬剤の量。 3.5 難燃薬剤減少率 初期に含有している難燃薬剤量に対する,経年又は促進劣化によって溶脱又は分解して減少する難燃薬剤量の割合。 4 促進劣化試験 4.1 概要 所定の回数の散水及び乾燥のサイクルからなる促進劣化を施し,その後,促進劣化を施す前後の比較を行って,燃えひろがりを抑制する効果の持続性を確認する。 4.2 促進劣化を施す試験体 促進劣化を施す試験体(以下,促進劣化試験体という。)は,単一又は複数の試験片によって構成される。ここで,試験片は,難燃処理材の製品そのもの又はそこから切り出したものとする。試験片の必要数量は,4.8 d) における試験体を作製するために必要な量以上とする。 なお,促進劣化は,必要数量の試験片を確保するために,複数回に分割して実施してもよい。 通常,促進劣化試験体は,難燃処理材が実際の建築物の外装で使用される状態を反映するように作製する。ただし,試験片には,難燃薬剤の溶脱を防止するような機能をもつ塗料などを施してはならない。 4.3 試験片の準備 試験片の準備は,次による。 a) 試験片の加工 試験片を元となる製品から切断して作製する場合,切断面からの難燃薬剤の溶脱を防ぐため,切断部分をシールしてもよいが,切断面が4.8 d) における試験体の目地に位置する場合には,切断面をシールしてはならない。 注記 切断面のシール方法としては,アルキド樹脂プライマーを塗布した上に,シリコンシーラーを上塗りする方法がある。 b) 試験片の養生 促進劣化試験体を構成する試験片は,加工後,通風の良いJIS Z 8703に規定する常温の室内で,水分にさらされない状態で,2週間以上養生する。養生終了直後の状態を初期状態とする。 なお,この養生条件を,試験報告書に記載する。 c) 初期状態の試験片の質量及び体積の測定 初期状態の試験片の質量(Winit)及び体積(V)を測定する。質量は,1 gまでひょう量できるもの,又は試験片の質量の±0.1 %の精度でひょう量できるもののいずれか精度の高い方を用いて,測定する。体積は,目量が0.5 mmの金属製直尺又は鋼製巻尺を用いて幅及び長さを測定し,0.1 mmまで読めるノギス又はこれと同等以上の精度をもつ測定器を用いて厚さを測定し,求める。 d) 試験片の保管 促進劣化試験体を構成する試験片は,初期状態としてから促進劣化試験体の作製までの期間, b) に規定する状態で保管する。
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