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JIS Z3044
  • JIS Z3044:1991 pdfダウンロード。ニッケル及びニッケル合金クラッド鋼 溶接施工方法の確認試験方法 Method of welding procedure qualification test for Nickel and Nickel alloy clad steels 1. 適用範囲 この規格は,JIS G 3602に規定するニッケル及びニッケル合金クラッド鋼(肉盛クラッド鋼を除く。以下,クラッド鋼という。)の突合せ溶接を行う場合,あらかじめ,その溶接施工方法の適否を確認するための試験方法について規定する。 備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 3001及びJIS G 0601による。 3. 溶接施工方法の確認事項 3.1 クラッド鋼の種別による確認事項の対象 3.1.1 クラッド鋼1種 溶接施工方法の確認事項の対象は,母材と合せ材の組合せとする。 3.1.2 クラッド鋼2種 溶接施工方法の確認事項の対象は,次の(1)又は(2)のいずれかとする。 (1) 母材と合せ材の組合せを対象とする。 (2) 母材だけを対象とする。ただし,合せ材側の溶接施工方法の確認試験方法については,当事者間の協定による。 3.2 確認事項の区分 溶接施工方法の確認事項は,3.3〜3.14までの各事項について,それぞれの規定する事項の区分の組合せが異なるごとに確認試験を行う。 3.3 溶接方法の区分 溶接方法の区分は,表1に示すとおりとする。母材と合せ材の溶接方法で,二つ以上の溶接方法を併用する場合は,その組合せを1区分とする。 3.4 母材及び合せ材の区分 母材及び合せ材の区分は,表2のP番号及びグループ番号によるものとし,表2以外のものについては母材及び合せ材の種類及び成分の組合せとする。 また,母材及び合せ材の各区分を組み合わせて,その組合せを1区分とする。 3.5 溶接材料の区分 3.5.1 被覆アーク溶接棒の区分 被覆アーク溶接棒の区分は,表3によるものとし,それ以外のものについては溶接棒の種類及び成分の組合せとする。 また,母材及び合せ材を溶接する溶接棒の組合せを1区分とする。 3.5.2 溶接ワイヤ及び溶接棒の区分 ガスシールドアーク溶接ワイヤ及び溶接棒の区分は表4によるものとし,サブマージアーク溶接ワイヤの区分は表5による。表4及び表5以外のものについては,溶接ワイヤ及び溶接棒の種類,成分の組合せによる。 また,母材及び合せ材を溶接する溶接ワイヤ及び溶接棒の組合せを1区分とする。
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