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JIS A1125
  • JIS A1125:2015 pdfダウンロード。骨材の含水率試験方法及び含水率に基づく 表面水率の試験方法 Methods of test for moisture content of aggregate and surface moisture in aggregate by drying 1 適用範囲 この規格は,骨材の含水率を乾燥前後の質量差によって求める試験及び骨材の表面水率を含水率によって求める試験の方法について規定する。この規格は,構造用軽量骨材にも適用できる。ただし,加熱によって変質するおそれのある骨材には,この方法を用いるのは適切でない。 注記 技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1110 粗骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法 JIS A 1135 構造用軽量粗骨材の密度及び吸水率試験方法 3 試験用器具 3.1 はかり はかりは,ひょう量が試料の質量以上で,かつ,目量が試料質量の0.1 %以下のものとする。 3.2 乾燥用器具 乾燥用器具は,次のいずれかとする。 a) 排気口のあるもので,槽内を105±5 ℃に保持できる乾燥機 b) 赤外線ランプ,電気ヒータ又はガスヒータ 3.3 容器 骨材を乾燥するときに用いる容器は,耐熱性があり,骨材を広げるのに十分な底面をもつものとする。 3.4 さじ又はへら 骨材をかき混ぜるさじ又はへらは,耐熱性があるものとする。 4 試料 試料は,次による。 a) 試料は,代表的なものを採取する。2回目の試験に用いる試料は,特に試験を行うまでの間に含水量が変化しないようにする。 注記 試料の乾燥を防止するには,試料を入れた容器を湿布などで覆うとよく,その際は湿布などが試料に接触しないようにする。 b) 1回の試験に使用する試料の最小質量は,粗骨材の場合は最大寸法(ミリメートル表示)の0.1倍をキログラム表示した量とし,細骨材の場合は400 g以上とする。ただし,軽量粗骨材については,次の式によって,おおよその試料質量を求める。 5 試験方法 5.1 試料の計量 試料の質量(m)をそれぞれの試料に対応するはかりの目量まではかる。 5.2 試料の乾燥 試料の乾燥は,試験の間に骨材の粒子が失われないように十分注意して行う。 乾燥の操作は,次による。 a) 乾燥機を用いる場合は,槽内の温度を105±5 ℃に保って,一定質量となるまで乾燥する。 b) 赤外線ランプ,電気ヒータ又はガスヒータを用いる場合は,試料がなるべく均一に熱せられ,かつ,乾燥するように,さじ又はへらでかき混ぜながら,一定質量となるまで乾燥する。 5.3 乾燥骨材の計量 乾燥した試料を室温になるまで静置した後,その質量(Dm)をそれぞれの試料に対応するはかりの目量まではかる。 5.4 試験の回数 含水率及び含水率に基づく表面水率の試験は,同時に採取した試料について2回行う。
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