Back

JIS B7432:1985 pdfダウンロード

JIS B7432:1985 pdfダウンロード。角度標準用多面鏡 Optical Polygons for Angle Standards 1. 適用範囲 この規格は,角度の標準として用いる多面鏡(以下,多面鏡という。)について規定する。 引用規格: JIS B 7513 精密定盤 JIS B 7519 指針測微器 JIS B 7536 電気マイクロメータ JIS B 7538 オートコリメータ 2. 用語の意味 この規格に用いる主な用語の意味は,次による。 (1) 多面鏡 正多角柱のすべての側面を反射面とする反射鏡の総称 正多角柱が正N角柱である場合はN面鏡という。 (2) 底面 反射面に垂直で多面鏡を回転テーブル上等に設置するときに使用する面 (3) 基準反射面 各反射面の呼び角度を表す場合に基準とする反射面 (4) 有効反射面 反射面のうち実際に使用できる範囲。保護ケースなしの場合は反射面全体。保護ケース付の場合はケースの開口部分 (5) ピラミッド偏差 底面と各反射面のなす角度の直角からのずれ (6) 角度精度 多面鏡の底面と平行な平面に投影された基準反射面と反射面のそれぞれの法線とがなす角度の呼び角度からのずれ。 3. 名称 各部の主な名称は,図2,図3による。 4. 種類 多面鏡の種類は,保護ケースの有無及び反射面の数により区別する。 5. 等級 多面鏡の等級は,角度精度及び平面度によって0級及び1級の2等級とする。 6. 性能及び精度 6.1 角度精度 多面鏡の角度精度は,表による。 6.2 ピラミッド偏差 各反射面のピラミッド偏差は,5秒以内とする。 6.3 反射面の平面度 各反射面の平面度は,有効反射面内で表による。 6.4 有効反射面の大きさ 各有効反射面の大きさは,角度精度を保証するのに十分な大きさであること(参考値を表に示す。)。 6.5 底面の平面度 底面の平面度は10μm以内であり、中凸であってはならない。 7. 材料,構造及び機能 7.1 多面鏡は,内部ひずみを十分除去した高品質のクラウンガラス,石英ガラス又はこれらと同等以上の品質をもつ材料を使用し,必要に応じ反射面にアルミニウムなどの反射膜を施す。 7.2 多面鏡の反射面には実用上差し支えがあるきず,くもり及び変色があってはならない。また普通の使用状態の温度及び湿度に対し,実用上差し支えがある変化を起こすものであってはならない。 7.3 保護ケース付多面鏡では,保護ケースの各部はいずれも実用上十分な強さ及び耐久性をもつ材料を使用する。 7.4 保護ケースの構造は堅ろうであって,普通の取扱いに対して,また普通の使用状態の温度及び湿度の変化に対して,実用上差し支えがある反射面の変化を起こすものであってはならない。 7.5 中心穴をもつ多面鏡では,底面に対する中心穴の直角度は1分以内とする。

Download