JIS Z9112:2019 pdfダウンロード。蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分 Classification of fluorescent lamps and light emitting diodes by chromaticity and colour rendering property 1 適用範囲 この規格は,一般照明用の蛍光ランプ(以下,蛍光ランプという。),並びにLEDモジュール,電球形LEDランプ及びGX16t-5口金付直管LEDランプ(以下,LEDという。)の光源色及び演色性による区分について規定する。 なお,この規格は,上記以外のLED光源,LED照明器具,有機エレクトロルミネッセンス(EL)光源,有機EL照明器具などにも準用することができる。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 62504 一般照明用LED製品及び関連装置の用語及び定義 JIS Z 8113 照明用語 JIS Z 8724 色の測定方法−光源色 JIS Z 8726 光源の演色性評価方法 JIS Z 8781-3 測色−第3部:CIE三刺激値 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113及びJIS C 62504によるほか,次による。 3.1 広帯域発光形蛍光ランプ(broad band fluorescent lamp) 発光スペクトルが可視波長域全体にわたっており,主な発光の半値幅がおよそ50 nmを超える蛍光ランプ。 3.2 狭帯域発光形蛍光ランプ(narrow band fluorescent lamp) 発光スペクトルを一つ以上の特定の狭い波長帯域(半値幅がおよそ50 nm以下)に集中させた蛍光ランプ。 4 蛍光ランプの光源色による区分 4.1 光源色による種類 蛍光ランプの光源色は,JIS Z 8781-3の箇条7(色度座標)によるXYZ表色系における色度によって,昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の5種類に区分する。 4.2 色度範囲 昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy色度図上においてそれぞれ表1に示す色度座標の点を結ぶ四辺形とする(図1参照)。ただし,演色性が普通形で白色の環形蛍光ランプの色度範囲は,(0.399 3,0.413 1),(0.384 9,0.366 8),(0.365 6,0.390 5),(0.358 4,0.349 9)の4点が結ぶ四辺形とする。 5 LEDの光源色の区分 5.1 光源色による種類 LEDの光源色は,XYZ表色系における色度によって,昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の5種類に区分する。 5.2 色度範囲 昼光色,昼白色,白色,温白色及び電球色の色度範囲は,xy色度図上においてそれぞれ表2に示す色度座標の点を結ぶ四辺形とする(図2参照)。