Location: Home > JIS > JIS Z4501:1988 pdfダウンロード

JIS Z4501:1988 pdfダウンロード

JIS 10-12
JIS Z4501:1988 pdfダウンロード

JIS Z4501:1988 pdfダウンロード。X線防護用品類の鉛当量試験方法 Testing method of lead equivalent for X-ray protective devices
1 適用範囲
この規格は,管電圧10 kV以上,400 kV以下のX線の防護用品,防護材料などの鉛当量を試験する方法について規定する。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 4005 医用放射線用語
JIS Z 4511 照射線量測定器,空気カーマ測定器,空気吸収線量測定器及び線量当量測定器の校正方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 4005による。
4 試験原理 標準鉛板及び試験品の線量率を測定し,標準鉛板の減弱率曲線を作り,補間法によって試験品の鉛当量(mm Pb)を求める。
5 試験X線 試験に用いるX線の線質は,次による。
a) 管電圧が150 kV未満のX線防護に用いられる防護用品類の試験は,管電圧を100 kVとし,総ろ過が0.25 mm Cu以上のX線で行う。
b) 管電圧が150 kV以上のX線防護に用いられる防護用品類の試験は,試験する防護物のうち,日本工業規格があるものについては,それに規定された管電圧によって行う。日本工業規格がないものについての管電圧及び総ろ過は,表1による。
c) 試験管電圧のリプル百分率は,4 %以下とする。 なお,試験管電圧の測定が困難な場合は,X線出力の測定に置き換えることができる。また,この場合においてもX線出力変動率は,4 %以下とする。 6 試験装置 試験装置は,次による。
6.1 X線発生装置 この試験に使用するX線発生装置は,箇条5で規定したX線を発生し,X線出力が安定なものとする。
6.2 X線測定器 この試験に使用するX線測定器は,JIS Z 4511によって校正されたものを用いる。 6.3 標準鉛板 この試験に使用する標準鉛板は,厚さが既知であり寸法が使用するX線ビームより大きく,純度が99.9 %以上のものとする。
7 試験方法及び手順 試験方法は,次による。
a) 試験に用いるX線ビームは,広いX線ビームとする。ただし,試験品が小さい場合及び試験品の鉛当量均一性試験を行う場合は,狭いX線ビームとする。
b) 試験装置は,広いX線ビームを用いる場合は図1 a) に示すように,また,狭いX線ビームを用いるときは図1
b) に示すようにそれぞれ組み立て,いずれの場合もX線ビームは,放射口に取り付けた可動絞り又は照射筒によって,必要な大きさに制限できるものとする。 なお,固定絞りは,X線に影響を与えないよう遮蔽する物質で構成し,開口部の形状は円形のものを使用する。
c) 減弱率は,試験品又は標準鉛板を置かないときの線量率に対する試験品又は標準鉛板を置いたときの線量率の相対値とする。
d) 減弱率曲線は,厚さの異なる3枚以上の標準鉛板から作る。この場合,試験品の減弱率が中央近くになるよう標準鉛板を選ぶ。
e) 標準鉛板の鉛厚及び減弱率から標準鉛板の減弱率曲線を作成し,試験品の減弱率に対応する鉛厚を補間法によって求め,試験品の鉛当量(mm Pb)とする。
8 試験結果の報告 試験結果の報告には,次の事項を記載しなければならない。
a) 試験場所
b) X線装置の形式
c) 測定器及び検出器の形式
d) 試験日
e) 試験品名
f) 試験管電圧

Download