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JIS A1202:1990 pdfダウンロード

JIS 10-10
JIS A1202:1990 pdfダウンロード

JIS A1202:1990 pdfダウンロード。土粒子の密度試験方法 Test method for density of soil particles
1 適用範囲
この規格は,目開き4.75 mmのふるいを通過した土粒子の密度を求める試験方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 17892-3:2015,Geotechnical investigation and testing−Laboratory testing of soil−Part 3: Determination of particle density(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0207 地盤工学用語 JIS A 1201 地盤材料試験のための乱した土の試料調製方法
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0207による。
4 試験器具及び蒸留水 試験器具及び蒸留水は,次による。
注記 試験器具の校正及び点検は,附属書Aを参照。
a) ピクノメーター ピクノメーターは,JIS R 3503に規定する呼び容量50 mL以上のゲーリュサック形の比重瓶,若しくはJIS R 3505に規定する呼び容量100 mL以上の全量フラスコ,又はこれらと同等の機能をもつもの。
b) はかり はかりは,0.01 gまではかることができるもの。
c) 温度計 温度計は,最小読取値が0.1 ℃まで判読できるもの。
d) 恒温乾燥炉 恒温乾燥炉は,空気循環式で炉内の温度を(110±5)℃に保持できるもの。
e) デシケーター デシケーターは,JIS R 3503に規定するもの,又はこれと同等の機能をもつ容器で,シリカゲル,塩化カルシウムなどの吸湿剤を入れたもの。
f) 土粒子の分離器具又は土の破砕器具 土粒子の分離器具は,試料中の土粒子を互いに分離できるもの。また,土の破砕器具は,高有機質土の大きな植物繊維をすりつぶせるもの。
g) 湯せん器具 湯せん器具は,器具内に入れた水を煮沸できるもの。
h) 蒸留水 蒸留水は,煮沸又は減圧によって十分に脱気したもの。
i) ふるい ふるいは,JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいで目開き4.75 mmのもの。
5 試料 試料は,次による。
a) JIS A 1201に規定する方法によって得られた材料をもとに,JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいで目開き4.75 mmのふるいを通過した試料を用いる。
b) 土粒子の分離器具又は土の破砕器具を用いて,土粒子を十分に分離しておく。大きな植物繊維は,すりつぶしておく。
c) 試料は,湿ったもの,空気乾燥したもの又は炉乾燥したものでもよいが,その量は,呼び容量100 mL以下のピクノメーターを用いる場合,炉乾燥質量10 g以上及び呼び容量100 mLより大きいピクノメーターを用いる場合,炉乾燥質量25 g以上を目安とする。試料の最大量は,試料をピクノメーターに入れたとき,水中のかさ高さで,ピクノメーター実質部分の下から1/4程度が望ましい。
6 試験方法 試験方法は,次による。
a) ピクノメーターの質量mf(g)をはかる。
b) ピクノメーターに蒸留水を満たし,全質量ma(T2)(g)とピクノメーター内の温度T2(℃)とをはかる。 なお,質量測定の際は,ピクノメーター内に空気が入っていないことに注意する。 c) 試料をピクノメーターに入れ,更に蒸留水を加えてその全量がピクノメーター容量の2/3になるようにする。炉乾燥試料を用いる場合は,十分ときほぐした後,炉乾燥し,試料の質量をはかった上でピクノメーターに入れる。さらに,蒸留水を加えて12時間以上浸した後,d) を行う。 なお,質量をはかった後には,試料を失ってはならない。
d) 湯せん器具を用いて試料を加熱する。加熱中に複数回ピクノメーターを振って気泡が抜け出すのを助ける。気泡を十分に除いた後に,試料をほぼ室温になるまで放置する。煮沸時間は,一般の土で10分以上,高有機質土では40分以上,火山灰質土では2時間以上とする。 なお,試料を加熱するとき,試料が吹きこぼれないように注意する。

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