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JIS B8225:1993 pdfダウンロード

JIS 10-06
JIS B8225:1993 pdfダウンロード

JIS B8225:1993 pdfダウンロード。安全弁−吹出し係数測定方法 Safety valves-Measuring methods for coefficient of discharge
1 適用範囲
この規格は,蒸気用及びガス用の安全弁(以下,安全弁という。)の吹出し係数測定方法について規定し,次の安全弁に適用する。
a) JIS B 8210に規定するばね安全弁
b) おもり安全弁
c) パイロット付き安全弁
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 7505-1 アネロイド型圧力計−第1部:ブルドン管圧力計
JIS B 8210 蒸気用及びガス用ばね安全弁 JIS C 1602 熱電対
JIS C 1604 測温抵抗体
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法
JIS Z 8762-1 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第1部:一般原理及び要求事項
JIS Z 8762-2 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第2部:オリフィス板
JIS Z 8762-3 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
JIS Z 8762-4 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第4部:円すい形ベンチュリ管
JIS Z 8767 臨界ベンチュリノズル(CFVN)による気体流量の測定方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 8210によるほか,次による。
3.1 ばね安全弁(direct spring loaded safety valve) 円筒コイルばねの圧縮作用によって,直接,弁体に力をかける安全弁。
3.2 おもり安全弁(dead-weight loaded safety valve) おもりの重みを,直接,弁体にかける安全弁。
.3 パイロット付き安全弁(pilot operated safety valve) パイロット弁と主弁との組合せからなり,パイロット弁の吹出しによって主弁が作動する安全弁。
3.4 呼び径(nominal size) 安全弁の大きさ(サイズ)を表すための呼び寸法。入口側の呼び径とし,一般にJIS B 2001に規定する呼び径を準用する。
3.5 吹出し面積(flow area) 安全弁を通過する流量を決定する部分の流路面積で,公称吹出し量の計算に用いる面積。
4 試験
4.1 試験方法
4.1.1 試験用流体 試験に使用する流体は,蒸気,空気又は物性が明らかなガスとする。
4.1.2 試験の種類 試験の種類及びその適用は,次による。
a) 試験A 同一設計系列のもの1) に対し,呼び径が7種類以上にわたる場合,代表的な呼び径3種類を選び,それぞれについて異なる三つの圧力で実際の吹出し量を測定し(合計9試験),公称吹出し係数(以下,Kdという。)を定める。Kdは,この設計系列のもの全てに対し,試験をした最低圧力以上の圧力及び全ての呼び径に使用することができる。呼び径が6種類以下の場合は,2種類の呼び径について異なる三つの圧力で実際の吹出し量を測定し(合計6試験),Kdを定めることができる。ただし,呼び径が7種類以上に変更された場合は,再度3種類の呼び径に対してそれぞれ異なる三つの圧力で試験(合計9試験)を行わなければならない。
注1) “同一設計系列のもの”とは,基本設計を同じくする(流路に沿った各位置での流路径が相似である)安全弁で,例えば,各呼び圧力に対し,一連の呼び径からなっている形式番号などで表現される一群の安全弁をいう。各サイズの吹出し面積と入口面積及び出口面積との比なども考慮しなければならない。
b) 試験B 呼び径と吹出し面積との組合せごとに異なる四つの圧力で実際の吹出し量を測定し,Kdを定める。Kdは,試験をした弁と形式及び呼び径が同一の弁に対して,試験をした最低圧力以上の圧力に使用することができる。試験の結果得られた個々の吹出し係数(以下,Kd’ という。)が試験圧力によって変化する場合,Kd’ とP2/P1(弁出口絶対圧力P2と弁入口絶対圧力P1との比)との関係を示す特性曲線を引いて,特性曲線が示す値をKdとしてもよい。
c) 試験C 呼び径と設定圧力との組合せごとに3個の安全弁に対して,実際の吹出し量を測定し,Kdを定める。Kdは,試験をした弁と形式が同一の弁に対して,試験をした呼び径と圧力との組合せだけに使用することができる。

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