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JIS A1960:2005 pdfダウンロード

JIS 09-25
JIS A1960:2005 pdfダウンロード

JIS A1960:2005 pdfダウンロード。室内空気のサンプリ ング方法通則 Indoor air- General aspects of sampling strategy
1. 適用範囲
この規格は, 室内空気中の汚染物質のモニタリ ングを計画することへの手助けとなるよう に意図されている。 例えば, 測定の結果によって, 改修工事の必要性の検討, 改修の効果の検証など, 測 定結果の活用方法は広範囲で重要性をもつので, 慎重なサンプリ ング計画が重要となる。 不適切なモニタリ ング方法は, モニタリ ング手順による誤差よって, 大きい誤差を生じる。
この規格では建物などの室内について次の定義を使う( 欧州で開かれた環境問題に関する専門家会議に よる。 ) [2]。 住宅の居間, 寝室, 作業場, 娯楽室, 地下室, 台所又は浴室: 空気の汚染物に関して健康と安全検査の 適用を受けていない建物( 例えば, 事務所及び店舗) の中の作業場又は仕事場: 公共の建物( 例えば, 病 院, 学校, 幼稚園, スポーツ室, 図書館, レストラン, バー, 劇場, 映画館及びその他の建物) 及び交通 機関の車内。
備考1. 空気汚染に関して, 事務所, 店舗などの職場は, 健康及び安全性調査の監視下におかれる国 もある。 我が国では, 建築物における衛生環境の確保に関する法律( 建築物衛生法) によっ て, 延べ面積 3 000 m 2 以上は規制されている。
2. この規格の対応国際規格を, 次に示す。 なお, 対応の程度を表す記号は, ISO/IEC Guide 21 に基づき, IDT( 一致している), MOD ( 修正している), NEQ( 同等でない) とする。 ISO/DIS 16000-1:2001, Indoor air- Part 1:General aspects of sampling strategy (MOD) 2. 引用規格 次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成す る。
これらの引用規格のうちで, 発効年又は発行年を付記してあるものは, 記載の年の版だけがこの規格 の規定を構成するものであって, その後の改正版・ 追補には適用しない。 発効年又は発行年を付記してい ない引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。 JIS Q 17025:2000 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項 備考 ISO/IEC 17025:1999 , General requirements for the competence of testing and calibration laboratories が, この規格と一致している。
3. 室内環境の特徴
どんな物質の濃度も常に発生源の強度, 人間の活動, 換気量, 建物外部又は内部の 環境の条件, 化学反応及び収着反応( 例えば, 表面材及び家具への収着) によって変化するので, 室内環 境はほとんど一定していない。 発生源と居住者の距離とが短いために,室内環境での人への暴露は重要な 問題となる。 さらに, 室内空気の組成は, 室内及び室間で異なるものであり , 建物周辺の外気ほど均一で はない。 式(1)は, 室内空気において, 物質の濃度に影響を与えるパラメータの関係を表したものである。
備考 “ 強度( mg/h)” は“ 放散速度( mg/m 2 ・ h)” とは異なるものである。 すなわち,“ 放散速度” とは, 単位面積当たり の単位時間当たりの放散量のことであり,その値に放散面積を乗じたものが“ 強度” である。
式(1)の左辺は時間における物質の濃度の変化を表す。 右辺の最初の二項は発生源からの放散による濃度 の増加と外気の侵入を記述する。 他方最後の二つの項は, 換気によって, 又は部屋の中の繊維製品による 化合物の収着のような, 除去機構の結果として生じる濃度の減少を表す。

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