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JIS A1227:2009 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS A1227:2009 pdfダウンロード

JIS A1227:2009 pdfダウンロード。遊戯施設の検査標準 Inspection standard of amusement ride
1 適用範囲
この規格は,土を片面からの排水を許しながら,一定のひずみ速度で連続的に一次元圧密し,圧縮性,透水性及び圧密速度に関する定数を求める方法について規定する。この規格は,細粒分を主体とした透水性の低い飽和土に適用する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1202 土粒子の密度試験方法
JIS A 1217 土の段階載荷による圧密試験方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 圧密 細粒分を主体とした透水性の低い土が静的荷重を受け,間げき(隙)水を徐々に排水して密度を増加すること。
3.2 定ひずみ速度載荷 供試体を片面排水条件のもとで,一定のひずみ速度で連続的に圧縮する載荷方法。
3.3 ひずみ速度 供試体の初期高さをもとに算定した,ひずみの時間的変化の割合。
3.4 軸圧縮圧力 供試体の軸方向に作用する圧縮力を,供試体断面積で除したもの。
3.5 間げき水圧 供試体内部の背圧を上回る水圧。
3.6 背圧 供試体の飽和度を高める手段として,供試体内部の間げき水に付加される圧力。
3.7 圧密降伏応力 土が可逆的な体積変化を示す領域から,非可逆的な体積変化を示す領域に移行する境界の圧密圧力。
3.8 過圧密 現在受けている圧密圧力が,その土の圧密降伏応力より低い状態。
3.9 正規圧密 現在受けている圧密圧力が,その土の圧密降伏応力を超えている状態。
4 試験装置及び器具 4.1 圧密試験機 圧密試験機は,次による。圧密試験機の構成例を,図1に示す。
a) 圧密容器 圧密容器は,次のものから構成され,圧密圧力によって変形しない十分な剛性をもつもの。
1) 圧密リング 圧密リングは,内面の滑らかなリングで,内径6 cm,高さ2 cmを標準とする。ステンレス鋼などのさびない材質で,土との摩擦の少ないものを用いる。また,最大圧密圧力時の内径変化は,0.05 %以下のもの。 なお,供試体の土質特性によっては,5.1に基づいて異なる寸法のリングを使用する。
注記 圧密リングとガイドリングとが一体化した構造のものでもよい。
2) ガイドリング ガイドリングは,圧密リングと同じ内径で,高さが加圧板の外周の高さと同程度のもの。
3) 加圧板 加圧板は,中心に載荷点がある剛な円板で,多孔板をもち,ガイドリング及び圧密リング内を滑らかに動くもの。 なお,加圧板の直径は,圧密リングよりも0.2 mm程度小さく,外周面は滑らかで,外周の高さは10 mm〜15 mmのもの。
4) 底板 底板は,圧密リングを固定する剛板で,間げき水圧を測定するための多孔板をもつもの。
5) 多孔板 多孔板は,十分な剛性をもち,土粒子が入らない程度に間げきが小さいもの。試験前に多孔板に目詰まりがないことを確認する。 なお,加圧板に用いる多孔板は,透水係数が1×10−6 m/s以上で,供試体の断面積の85 %以上の面積をもつものとする。また,多孔板に土粒子の侵入が懸念される場合は,圧縮性の小さな親水性の透水性薄膜をフィルターとして用いる。
b) 密閉容器 密閉容器は,次の条件を満たすもの。
1) 圧密容器内の供試体を水浸し,密閉状態で背圧を加えることができるもの。
2) 背圧の作用下で,加圧板を介して供試体に軸圧縮力を加えることができるもの。
c) 圧縮装置 圧縮装置は,圧密容器を水平に支持し,所定の軸圧縮力まで,±10 %の変動の範囲内で一定のひずみ速度を供試体に与えることができるもの。
d) 背圧供給装置 背圧供給装置は,所定の背圧を200 kN/m2未満では±2 kN/m2,200 kN/m2以上では±1 %の圧力変動の範囲内で試験終了まで連続して加え得るもの。
e) 荷重計 荷重計は,電気式荷重計を用い,供試体に作用する軸圧縮力をその最大値の±0.5 %の許容差で測定できるもの。
f) 変位計 変位計は,電気式変位計を用い,予想される供試体の総圧密量が10 mm未満の場合は0.002 mmまで,10 mm以上の場合は0.01 mmまで測定できるもの。
g) 間げき水圧測定装置 間げき水圧測定装置は,電気式圧力変換器を用い,供試体内の間げき水圧を200 kN/m2未満では±2 kN/m2,200 kN/m2以上では±1 %の許容差で測定できるもの。間げき水圧測定系の脱気を十分に行い,気泡が残らないようにする。

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