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JIS T6532:2014 pdfダウンロード

JIS 09-17
JIS T6532:2014 pdfダウンロード

JIS T6532:2014 pdfダウンロード。歯列矯正用ブラケット及びチューブ Brackets and tubes for use in orthodontics
1 適用範囲
この規格は,固定性矯正装置に用いる歯列矯正用ブラケット(以下,ブラケットという。)及び歯列矯正用チューブ(以下,チューブという。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 27020:2010,Dentistry−Brackets and tubes for use in orthodontics(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 2.1 トルク角度,θ(angle of torque) スロットの近遠心長軸方向から見て,べース歯面側の接線に垂直な線と,スロット高さをこう(咬)合側−歯肉側に2等分する線とで形成する角度(図1参照)。 注記 その角度がこう(咬)合側へ向いているときは,ポジティブ(+)という。歯肉側へ向いているときは,ネガティブ(−)という。
2.2 アンギュレーション,α(angulation) 頰側・唇側から見て,スロットの近遠心方向長軸に垂直な線と,ブラケット又はチューブのこう(咬)合−歯肉方向中心軸との間の角度(図2参照)。
注記 こう(咬)合−歯肉方向中心軸の歯肉側が,スロットの近遠心方向長軸に垂直な線に対して遠心に傾いているときは,ポジティブ(+)という。近心に傾いているときは,ネガティブ(−)という。
2.3 アーチワイヤ(archwire)
歯列弓状におおむね成形されたワイヤ。
2.4 補助スロット(auxiliary slot)
メインワイヤで意図する力方向とは,別方向の力を追加するために,ワイヤを通すブラケット及びチューブに付加された孔。
2.5 補助スロット寸法(auxiliary slot dimensions)
補助スロットを通る最大ワイヤの直径又は断面寸法。
2.6 バンド(band)
ブラケット,チューブなどを取り付けるために,歯冠の外周に装着する環状のもの。
2.7 ベース(base) ブラケット又はチューブの,エナメル質,バンド,クラウンなどに取り付ける部分。
2.8 呼び(descriptor)
一般に容認されている歯列矯正関係の慣行に従って,単位なしで1インチの1 000分の1で,スロットサイズを識別するもの(例えば,18,22)。
2.9 ブラケット,チューブ(bracket,tube)
エナメル質,バンド,クラウンなどに取り付けて,アーチワイヤを保持するもの。
2.10 イン・アウト,li(in-out)
2.10.1 ブラケットのイン・アウト(bracket in-out)
スロットの近遠心長軸方向から見て,スロットの中心を通るスロットの近遠心方向長軸に垂直な面と,スロットをこう(咬)合側−歯肉側に2等分する面とが交わる線上の,スロット床面とベース歯面側の面との間の距離[図3 a) 参照]。
2.10.2 チューブのイン・アウト(tube in-out)
歯肉側から見たとき,チューブの近心端において,スロットをこう(咬)合側−歯肉側に2等分する面内における,スロット床面とベースの歯面側との間の距離。近心側が面取りしてあるチューブでは,イン・アウトは,チューブの近心端において,スロットをこう(咬)合側−歯肉側に2等分する面内における,チューブを通過できる最大寸法のアーチワイヤ(丸孔チューブでは丸い断面のワイヤ,そして長方形孔チューブでは長方形断面ワイヤ)と接しているスロット床面とベースの歯面側との間の距離である[図3 b) 参照]。
2.11 ローテーション・オフセット,δ(rotational offset) こう(咬)合側から見て,スロット床面に平行な線と,スロットの近心側及び遠心側の端面の延長線とベースの歯面側との両交点を結ぶ線との間の角度(図4参照)。

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